ついに迎えた8/22
別れと出会いがすれ違う朝・・・空は一面のクリスタルブルー
坊主は初めて経験する大好きなクルマとの別れに
ナビシートでうっすら目に涙を浮かべて最後の籠城
もしかすると・・・・
俺にとってもこの時が最もロドとの別れが辛かった瞬間かもしれない
(息子よ、これはいつか夢のスーパーカーへと続くお別れさ・・・)
そして、AM8:35
意外に野太いエギゾーストを響かせながら奥さんの新しい相棒が到着
クリスタルブルーからトリコロールへ
これが最初で最後の2ショット
奥さんが専門家の視点で納車チェックを実施
スペアタイヤを“テンパー”と呼ぶOLはそうはいないだろう
(普通のOLには「テンパー」=「天然パーマ」以外の引き出しはない・・・)
その傍ら、息子と俺は・・・
ロードスターの美しい稜線の向こう側に風と空の記憶をみる
そしてAM9:30
爽やかな営業マンの手に委ねられたロードスターは
至高のオープンシルエットと重低音を残し
ゆっくりと通りの角を折れ、夏の風景と同化した
(NBロドの斜め45°視点のスタイルはどんなクルマにも負けない)
ようこそ!我が家へ、CINQECENT!
新たな住人は、ガレージでも存在感満点
なんだかスペースが狭くなった気がする
すぐさま、給油して初ドライブへ出発
(シェルの兄ちゃんに、「クルマ違うし!」と驚かれる)
人のドライブでナビシートに座るのは一体何年ぶりだろう?
暇過ぎて地図眺めてたら、20秒で気持ち悪くなった・・・
(やっぱクルマは運転するのが一番楽しいな)
初乗り100㌔目安で中国道を北上し
道の駅 「北の関宿 高田」へ
「エコモード」での低燃費もウリな500だが・・・
「ああもうっ!この立ち上がりのダルさは無理!」と
奥さんは終始「スポーツモード」で走っておられた
既に一部トリビュート・フェラーリ化の計画もあるとかで、完全な“奥さん仕様”が完成するまでには、まだ少し時間が必要なようだ
田舎の駐車場とはいえ
奥さんご自慢のトリコロールストライプは目立つ
トッポいRX-7に乗った中年夫婦やポルシェのおっさんが興味深そうに眺めていたが、「純正でも目を惹く」・・・これぞコレクターズカーの喜びである
これは意外に重要な点で
奥さんにここを体感してもらわねば
しがないリーマン亭主が夢のクルマをGETすることは叶わない
NEW FIAT 500
これからこのクルマと紡ぐ全ての時間が
我が家の新しい思い出の一片となる
とりあえずは、ナラシ兼ねて1500㌔ほど
さて、どこに行こうかな・・・
ちなみに、ロードスターの物語にはまだ続きがあるのだが・・・
それはまた別のお話・・・