これまで順調順調と言ってきたこの計画ですが
先日のお隣さんとの一件を皮切りに
とんでもない事態となってしまいました
新たな問題が発覚したのは
例の“菓子折り謝罪事件”の32時間後の昨日夕刻のこと
業者のプランナー女史から自宅にTELがあり
「工期が4,5倍に長くなります」 とのこと
聞けば、前日に我が家が謝罪したのち
改めてこの担当プランナーさんもお隣へ
挨拶とお詫びに伺った際
お隣のご主人から、ある工程に関して
「自分達が自宅にいる土曜日以外には工事をしてくれるな」
と言われたらしいのです
その“ある工程”とは
お隣さんとの境界フェンス側に
目隠しの壁(1m20cm)を立てる作業
作業スペースの関係上、一旦は境界フェンスも取り外して
お隣さんの敷地(駐車スペース)に入らせてもらって
モルタル作業などが必要となる工程です
お隣さんにしてみれば
ロクに挨拶もないまま朝から自宅前に工事車両を停められ
さらに休日の朝の時間も乱された上に
まあ、それはちゃんと挨拶さえしてもらえればいい…
と許容して、いざ工事内容を聞いてみれば
「フェンスのところに壁立てます」
「そのときお宅の敷地に入らせてもらいます」
ときて、そのかたわらでは既に早々と工事が始まっているのだから
「ちょっとまて!」となったようです
そして、その際詳細な工事日程と作業内容などの説明を求められ
担当プランナーがお隣へ説明へ上がるという約束になっていたらしく当然僕も急遽同行させてもらうことにしました
そこからお隣の玄関先で30分強
食事の準備などでお忙しい時間帯でしたが
一通りの概要説明をさせて頂きました
しかし、残念というか、まあ当然というべきなんでしょうが
お隣さんから今さらの説明で快いお返事を頂けるわけもなく
結果モメ事はさらに悪化したのです・・・・
まず前提として、うちの住宅地には景観維持のための様々な規約があるのですが、その中に
「隣接する土地との境界部には1.2m以上の境を作ってはならない. また、その境も視線を完全に遮断するものはNGで、ブロックは下3段のみ。その上はフェンスあるいは生垣等で完全に視界を遮らないこと」
みたいなルールがあります。
今回のうちの考えとしては、
お隣さんの玄関が我が家側にあり、うちの庭先で何かしていても常にお隣の出入りが気になるし、逆にお隣さんも自分の敷地ではないとはいえ、玄関先でアレコレやられたのでは玄関から出入りしにくいのでは?
ということで、規約上で定められている境界のフェンスには手を加えず、かつあからさまに目隠しとならないよう現状のフェンスと同じ1.2m高さの壁を設置しようという構想でした。
しかし、お隣さんにしてみれば
玄関先に壁ができることには変わりなく
「厳密にいえば境界フェンス内の話なので規約上はOKなのかもしれないが、自分の敷地内とはいえ、フェンスからブロック一枚分だけ内側にあるだけで、見た目はフェンスが壁になったのと何ら変わらない」
「周辺のよそのお宅なんかも一通り見てきたが、そんなことしてる家はない」
「ここの宅地開発業者にも聞きに行ったが、他でも一部そういうことをして大喧嘩になっている」
「壁のありなしで風通しも変わるだろうし、防犯面とかでも気になることがある」
「お互い長くここに住むのだから、規約どうこうではなくこれはモラルの問題だ!」
と、ご夫婦で担当プランナー女史共々大層お叱りを受けました…
プランの段階から、どういう風にしようとしているのか?という説明をして、予め簡単なものでも合意をもらって進めていればこの段になってのゴタゴタはなかったのでしょうが、そこは担当プランナーの説明不足であり、施主である我が家の配慮不足の結果ですね・・・
お隣にしても、そういう段階も踏まずにいきなりの話が重なったので、そりゃ心証も悪いでしょう
スタートで躓いたのが全てです
とはいえ、このまま庭を空き地にしておく気はありませんし
もちろんお隣の意向を全く無視してルール上は違反していない!などとグレーゾーンを突いて意固地になるなどもっての他 (そこまで子供ではありません)
改めて、規約、モラルなど総合的に考えて構想を検討して
再度新プランをもって説明に伺うことで納得頂きその場を辞しました
とまあ、そんなわけで・・・
基本構想はともかく
少なくともお隣との境界部分の壁については大幅な再考が必要でしょうし、最低限お隣さんの敷地に入らなければできないような作業は全廃すべきでしょう
(ここにもっと早く気が回っていればよかったんですけどね)
もともとそれほど広いスペースでもないところで
どうやって使える空間として確保するか?
は難しい問題ですが、まあ、またあの楽しいプランニング期間が戻ってきたと考えて気持ちを入れ替えるしかありません
(・・・と言いつつ、実はもう次の構想はほぼ出来上がってますが)
お隣への迷惑を最小限に抑えた上で、街の規約にも完全にミートして、お隣さんにも
「これ以上は自分達が干渉できる範囲ではない」
と納得頂ける案になっているといいですが
こればっかしはお互いの価値観もあるでしょうから、説明させてもらっての話ですね
というわけで・・・
始まったばかりの我が家の外構改修工事はここで中断
職人さんにせっかく築いてもらったブロック塀も取り壊して
また来週末からプランニングが再スタートです
ご近所付き合いっていうのは
なかなかに難しいものですね・・・
いい勉強になりました
ただ、今回の一件では自分たちに非があるため仕方ないですが
対人トラブルが苦手なうちの奥さんもかなり参ってしまっているので
早く高い妥協点を見出して一件落着といきたいものです