イラン北東部、
聖地マシュハドへ行ってきました。
イラン第二の都市であり、
イスラム教シーア派の巡礼地として、
国外からも多くの人が訪れる町です。
テヘランから空路、マシュハドへ。
塩湖(↑左上)?を過ぎ、
高→低の山々を超えると、
緑の畑が見えてきました。
1時間半の道のりです。
空港は新しく綺麗でしたが、
ニュッテラ(ヌテラ)をもじった
シナテラ!?のカフェがあったのは、
ザ・イランな感じです。
テヘランに比べると
ホテル以外は低めの建物が多いですが、
街は活気があり洗練されていました。
イマーム・レザ通り(↑手前)には、
BRT、バス専用レーンがあります。
バスも新しいです。
何度か利用しました。
1回5000リアル(約17円)なり。
マシュハドは、地下鉄も新しいです。
空港から街中にも、簡単に来られます。
この大通りを進んだ先が、
イマーム・レザの聖廟などが集まる
ハラメ・モハッタル広場です。
遠くからでも、金色のドームが見えています。
広場のご紹介は
明日以降にするとして、
まずは、広場近くのバザール、
バザーレ・レザについて。
この屋内バザールは
新京極?な感じで、
いかにも修学旅行生!な学生もよく見かけました。
実際、友人イラン人女性の
高校生の娘さんもつい先月、
修学旅行でマシュハドを訪れたと聞きました。
さまざまなものを売るバザールですが、
「世界一のサフラン」で書いた
サフランの山があるかも!と期待していたら、
すぐに見つかりました!
ただ、それよりも、
ゼレシュクという赤い小さな酸っぱい実が
あちこちにどどーん!と売っていたのが
目に付きました。
(→「赤いグミのジャム」や「生のゼレシュク」などをご参照ください)
シュールです。
この場所で、人生のピンチが訪れました。
これまでも、すぐにふらっといなくなる、
といった兆候はあったのですが、
今回初めて、完全に、しかも異国で、
りゅうが迷子になりました。
本当に焦りました。
泣けてきました。
近くの店員さんがインフォメーションに連絡してくれ、
その事務所には警察の人もいて、
何度か館内放送してくれ、
私が「バザールの外に出てしまったら危ない」というと
すぐさま無線連絡で入り口を見張る要員を付けてくれ、
見つかったら電話するから
名前を呼んで探してきたらいい、と言ってくれ、
大丈夫だ、大丈夫だ、と落ち着かせてくれました。
叫びながら歩く私を周りの観光客は
奇異な目で見ていたかもしれませんが、
それどころではありません。
たいがも、
「りゅうちゃん怖い思いしているよ、かわいそうだよ!」
と言って泣きます。
私が子どもを探していたと知っている
店員さんやお客さんが
たいがを見て「ああ見つかったんだね!良かった!」
と言うことも何度かありましたが、
私「違う、別の子供で、
もっと小さくて、オレンジの服を着ていて…」。
しばらくしてから
興奮した声の電話がかかってきて、
電波が良くなくて聞こえず
「りゅうに何かあった!?」と思ったら、
「見つけたよ!見つけたよ!」という、
インフォメーションのおじさんからの電話でした。
今回ほど、
ペルシャ語ができるようになっていて
良かったと思ったことはありません。
中央のお兄さん(↓)が見つけてくれました。
心から、深く、感謝します。
まさか、イランでこんな事態に陥るとは。
一瞬のスキとはいえ、
混雑した場所で
親の配慮が足りず、大反省です。
とともに、
イラン人に助けてもらった事柄が
また一つ、増えました。
本当に本当に、ありがとうございました。
さて。
この先が、ハラメ・モハッタル広場です。
この中の様子は、また次回。