イラン北部、
カスピ海に面したラムサールの
魚市場のご紹介を続けます。
海の男!なものが集まったお店、
その隣では、
猟銃を扱っていました。(↓右のウインドウ)
カーテンみたいな白いのは、
漁のための網ですね。
そんな一角になぜか、
ミツビシならぬ、ミツブシ!?な
リュックサックも。
その近くにあった
このトルシー(酢漬け)のお店の前に、
(→トルシーは最近では、
「トルシーいろいろ。」にも書きました)
ドーン!と金柑漬けがあったので、
何となく惹かれてお店に入りました。
親切な、店主の女性^^(↑)
まず目についたのは、
「オレンジの花のジャム」に書いた、
オレンジの花びらが入ったジャム。
こちらは、
金柑ジャムですって。
金柑のことは
「「日本のオレンジ」」に
ポルトガル・ジャポニー(日本のオレンジ)と
呼ばれている、という話を書きましたが、
店主の女性は「カムクアット」と言ってました。
地方独特の方言かと思いましたが、
ちょっと、金柑の発音に近いものがありますね!?
金柑は以前は中国産でしたが、
ここ10年ほどで
イランでも栽培が増えているんだとか。
オレンジやミカンの木の多い
この地方のこと、
栽培環境は良さそうですね。
こちらの金柑漬け(↓)は
酢と塩だけで作ってあり、
まだ漬けて3日だそうです。
この大きさで、
1瓶5万リアル(約167円)なり。
2,3ヵ月おいてから食べてね、とのこと。
それでは待ちきれないので…
大きかったですが、
1年置いたものだというボトルを、
10万リアル(約335円)で買いました。
砂糖を使っていないので、
酸っぱい!!
んだけれど、
塩と酢が金柑そのものの甘味を
引き立たせているような。
丸ごと一つを一気に頬張ると、
疲れに効く~~!!という感じの
金柑汁と酢が一気に弾けます^^
最後に種だけ出して、いただきます。
お店には他にも、
多種多様なトルシーが揃っていました。
立派なニンニク漬けの並びにあった
小さなニンニクのようなもの(↓赤、白)は、
「ゴレ・スィール」(ニンニクの花の意味)だそう。
店主女性は
「上に花が咲くのよ」と言っていました。
別のお店のゴレ・スィールは
カラフルすぎて、
なんだか人工的っぽい!?
上述したお店に戻って、
店主女性は
こんなものもあるわよ!と、
変わった形の唐辛子?も
見せてくれました。
他にもこの一角には、
いかにもこの地方で採れた
柿、キウイ、みかんを
路上で売っていたり、
パン屋さんもあったし、
こんなマネキンが
出迎えてくれるお店では、
ニコニコニコニコと優しいおじさんが、
オーダーメイドだというジーンズを
縫っている最中だったりして。
魚を見て回っただけでなく、
なにかと楽しい市場だったのでした^^
というわけで、
魚市場周辺にあった
お店のご紹介はこれで終わるとして、
次回は、ラムサールの
別のバザールをご紹介します。