朝から張り切って更新します!
でもって、夜も更新しますね^^
きょうからは、元日にも少し触れた、旅の話題です。
昨月イランの祝日が重なった際、
夏は50度を超して観光に適さないと聞いていた、
イラン南西部の都市アフワーズに行ってきました!!
冬なのに、薄手の長袖一枚に下着でちょうどいい暖かさ。
とても過ごしやすい気候でした。
アフワーズの象徴、カールーン川。
いくつも橋がかかっていて、旅の最中は何度か川を渡りました。
イスファハンのザーヤンデ川は枯れ切っていたし、
(→「イスファハンの人は、怒ってます。」ご参照ください)
シーラーズのホシュク川は、名前からして「涸れ川」でした。
(→「ペルセポリス近くの、2つの「ナグシェ」。」の最後にちらと書きました)
カールーン川も以前に比べ、大幅に水量が減ったそうですが、
それでも、乾いたイランの地では、水を見るとホッとします。
上写真と反対側を、夜に撮影。
三日月がくっきり見えていました。
橋のライトアップは素敵ですが、アーチ状の電飾が途中で消えているのがイランです。
奥の橋も、素敵です。
歩道は整備や掃除が行き届いていて、夜にはカップルなどが憩っていました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141229/14/iranmama/26/31/j/o0580038613173347976.jpg?caw=800)
ちなみにアフワーズは、
石油開発地帯が近いため、非常に空気が悪いです。
世界でも指折りの、大気汚染都市です。
川沿いはまだマシなようですが、
旅の最中、タクシーの運転手さんに「窓を閉めてもらえますか」と何度言ったことか。
テヘランに戻ってきた際に、いつもは汚い空気だと思って呼吸しているはずなのに、
ものすごく澄んだ空気に感じました。
さて。
アフワーズのご紹介もおいおいたっぷりするとして、
まずは、ペルシャ湾に向かって鉄道で南下した先の
都市からご紹介することとします^^
子どもたちのことを考えて鉄道移動にしたわけですが、
イランで鉄道には初めて乗るため、親がワクワク(笑)
前日に駅で状況を聞くと、
「明日の朝7時半以降にテヘランから来るけど何時になるかはわからない、
それを逃すと夜の列車しかない」
としかわからず、
タクシーの運転手さんが「早めに、朝7時とかに行ったほうがいい」というので
急いで朝ごはんをかき込んで向かったのですが。
駅で前日と同じ担当女性が、
「午前9時にマシュハドから来て、次は午前11時半にも来る」とのこと。
午前9時!
しかも、夜しかないんじゃなかったのー!
日本の感覚からは超異常ですが、
まあ、こんなもんですかね、世界では。。
鉄道は、真ん中あたりからの写真で、これ。
めちゃ長いです。
20分ほど停車していて、切符は中で買います。
一人8万リアル(約267円)でした。
照明と番号札にある電車をモチーフにしたマークは、鉄道会社のロゴです。
コンパートメントタイプ、2階建ての寝台車で、各部屋に布団が配されていました。
靴は脱ぎませんが、下に絨毯が敷いてあるのがイランっぽいです^^
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141229/16/iranmama/b8/6f/j/o0580038613173443916.jpg?caw=800)
空調用つまみ(↓右)は一応あるものの、
空調設備は、到着時はボウボウと音を立てて暖気を吐いていて、
走り出したら冷房に勝手に切り替わっていました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141229/16/iranmama/88/52/j/o0580038613173443914.jpg?caw=800)
乗車中にアザーンが流れる状況には遭遇しませんでした。
街を抜けると、スピードがアップしていきます。
まあまあ、揺れます。
テヘラン周辺にいると乾いた土や山ばかり目にするので、
この旅行中にたくさん緑を見て、ものすごく新鮮でした。
遠目に、石油開発のために燃えている火が見えます。
ところどころ水たまりがあるな、鳥が集まっているな、と思っていたら。
干潟が!!
でもって奥には、湾が見える!!
ペルシャ湾です。
ぎりぎりのところ(写真で写っているのすぐ手前がもう、線路です)を走り、
また湾は陸地と大して段差がなく、
干満や雨量増加で線路がやられるのでは!?と心配になっちゃいました。
まあ、今は雨がわりと多い季節なので、今大丈夫なら大丈夫なのかな(^^;
中洲になぜか、テント状のものが。
漁業のためのものでしょうか!?
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141229/16/iranmama/07/c8/j/o0580038613173445429.jpg?caw=800)
鳥たちの白が、ものすごく湖面に映えていました。
湾をすぎると、ホラムシャハルの街に入りました。
イラクとの国境に近いこの街は、
1980年から8年続いたイラン・イラク戦争の激戦地。
2年間、イラク軍の占領下にあったこともあります。
今回は、アフワーズでもこのホラムシャハルでも、
そういった戦争の爪痕を多く見学し、その意味でとても興味深い旅でした。
世界遺産も見に行きましたが、
どうしても写真でよく見ていた光景を確認しに行く、という感が拭えず、
心に刻まれるものが少ない気がしてしまいます(- -)
それはさておき、
到着した駅にあったこの電車、廃車になっている様子はなかったので、
普通に使われているのでしょうか。
ホラムシャハルの街では、船のモニュメントを何度も見かけました。
そう、ここには、川岸に船がいっぱい!!!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20141229/15/iranmama/96/c1/j/o0580038613173383833.jpg?caw=800)
イランに来て初めてこういう光景を目の前にし、自然と心が踊りました^^
ここは、最初にもご紹介したカールーン川です!
アフワーズからつながっています。
同じようなアーチ状の橋がかかっていました。