テヘラン中心部、
イラン最高峰のテヘラン大学のほど近く、
エンゲラーブ通りにある一角は、本屋街。
小さな本屋がぎっしり並んで、東京の神田のような雰囲気です^^
大通り沿いは特に、大学生のための本屋がずらり。
地下にも、お店がいくつも入っています。
女学生をたくさん見かけました^^
一人、年齢が違う感じの人もいるか!?
マークシートの本、学生っぽい!
あとは、パソコン関連も多かったですし、
とにかく語学(英語)関連が幅を占めていました。
こんな感じで、天井の高い店が多かったです。
古本が、主。
小説はほとんど置いていなくて、このお店も
2人の男性の間の平積みになった2列のみが、小説だそうです。
通りには、本の自販機もありました。
詩集も入っていました。
路上には、こんなゴム人形が売ってたり。
日本でもよく見る、実演販売も。
内部の円定規の一つの小さな穴にペンを入れて、
外側の円定規の中をひたすらグルグルさせる様子。
ぐるぐるするだけで、こんな繊細な模様が描けるんですね。
付箋ばかりを売る人もいました。
取り揃えてますねぇ~。
路上でも何ヵ所か本を売っていたのですが。
この赤と白の表紙の本(下写真、上中央)、
イランで革命が起こる前の『マシャッラー・ハーン』という本で、
アラブがイランを征服したときのことが描かれた、禁制品のようです。
見つかれば、本も売る人も、取り締まりの対象です。
ノウルーズが終わってすぐの頃だったので、
取り締まりが緩いという判断もあったのかもしれません!?
こちらの黄色い表紙のものも禁制品。
イランのガージャール朝(19世紀前後)時代の王子、
イラジ・ミルザーによる詩で、
男性の同性愛を賞賛しているようです。
この本、2ヵ所で見ました。
でもどちらも、売り場に売り子はいない。
警察を警戒してどこかに引っ込んでいて、
買いそうな客が現れると出てくる、というスタイルのようです。
ビル・クリントン氏の英語本を見かけたほか、こんな有名人も。
ジョブズ氏は成功者として、認知されています(下写真左下)。
ジョブズ氏の隣の男性、
スコットランド出身のサッカー監督、アレックス・ファーガソン氏は、
誰よりも目立ってます。
サッカー人気を窺わせます。
ビル・ゲイツ氏も、「お金を稼いだ人」として知られているようです。
皆、時に抑圧や制限のあるイランの社会において、
憧憬、希望の対象となっているようです。
また、同じく広く知られている、彼。
これは、本の宣伝ポスターです。
オーストラリア出身の、ニック・ブーイッチ氏。
『限界のない人生』を出版しています。
『五体不満足』の乙武さんを彷彿とさせます。
いずれも、イケメンなのが共通してます。
実際に、本屋で本も見かけました。
赤い服のものと、水色の服のもの、2冊。
人々を励ます存在のようです。
私個人としては、今回の本屋街で初めて彼のことを知りました。
ところで。
歩いていると、突然本屋と本屋の間に、
別の種類のお店が現れることが、ままありました。
これは、医者の白衣のお店。
まあ、医学部生とかが買うのかな?
文房具も、革製品も、わかります。
路地裏にあったバルバリー(パン)のお店。
このほか、ケーキ屋とか、
だらだらにケチャップのかかった、
かなりB級で重そうな、クロックムッシュまがいのものも。
しかしこのお店・・・
ショーウインドウにずらりと並んでいたのは、
てかてかした・・・レバーでした!!
串焼きしてます。
まあでもこれも、若者がスタミナをつけるのに良いということなんでしょうか^^