ワルシャワ蜂起博物館



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こちらもオカキンのお客さんのオススメで行ってきたワルシャワ蜂起博物館。



第二次世界大戦でドイツ・ナチスの占領下にあったポーランド。

同じく対ドイツであったソ連から協力を示唆されて立ち上がった軍人や民間人の集団が起こしたのがワルシャワ蜂起。


そのソ連もナチスに破れ、結局はポーランド1国でナチスと戦ったのですが敗戦しドイツに降伏する結果となったそう。



この博物館はワルシャワ蜂起が起こった60周年の2004年に開館。


そもそも何故ポーランドが攻められていたのか


第一次世界大戦で敗北したドイツがヴェルサイユ条約によって多額の賠償金を払うことに。


更に1929年に起こった世界恐慌によってドイツの経済は大打撃を受け多くの失業者が出ました。


その結果、人々の不安や不満が溜まったんですね。



そこでナチスが目をつけたのがユダヤ人。

元々ユダヤ人はキリスト教を中心とするヨーロッパ社会で文化や思想の違いから迫害(※)を受けてきました。



※ユダヤ人が迫害を受けた理由

ユダヤ人は選民思想といい、

「ユダヤ人だけが選ばれた人種でありユダヤ人だけが救われる」と言う教えがあります。



対してキリスト教はユダヤ教の教えに反した

「信じる者は救われる」と言う考えで、

ユダヤ人であったキリストがユダヤ教の教えに疑問を持って生まれた思想なんですよね。



ヨーロッパではこのキリストの考えが広く受け入れられたのと、偶像崇拝(※)といいキリスト像やマリア像に向かってお祈りすると言う行為が言葉が分からなくても伝わったため、急速にキリスト教が広まりました。


※厳密に言うと偶像崇拝はカトリック。

プロテスタントは違うよ!!

長くなるからここでは割愛。



話を戻すとこのユダヤ教の選民思想がキリスト教を中心とするヨーロッパでは受け入れられず(自分達だけが救われるとかなんなんコイツら!?的な感じで)、迫害を受けてきたんです。




それに便乗したのがナチス政権。

「ドイツが貧しくなったのはユダヤ人のせいだ!!」と他責にし、ユダヤ人への嫌悪があった一般市民もその考えに賛同したことでこのようなホロコースト(アウシュヴィッツ強制収容所などの大量虐殺)が生まれました。



かなりざっくりだけど、ユダヤ人が多くいるポーランドが狙われたわけです。




そのような時代背景の最中に起こったのが

ワルシャワ蜂起。


入り口はこちら。
30ズウォティ(約1,050円)。
この日は日曜日。以前は日曜日は無料だったみたいなのに有料でした。



ポーランドの歴史には無知なため、展示を見て回って雰囲気を感じるだけになってしまいましたが、取り敢えず写真だけでも載せておきます。



こちらで新聞を刷っていたみたいですね。


















手紙の伝達ルート。















ロンドンにあるポーランド亡命政府の協力の元、ポーランド地下国家を建設していました。

ここで作戦としてワルシャワ蜂起が立てられたようです。









ここはワルシャワ蜂起博物館から歩いて10分ぐらいのとこにたまたまあった地下道。







1943年5月10日、ドイツ軍が3週間に渡る反乱を沈めるためにゲトー(ユダヤ人が隔離されていた居住施設)を焼き払った時に、シムチャ・ラタゼー・ロテム (コードネーム“カジク”)が約40数名の戦闘員率い、下水道を通って難を逃れました。


後に彼らはパルチザン人民軍としてワルシャワ蜂起に加わり、その内の何名かは生き残りワルシャワゲトーのヒーローとして称えられた。

そんな感じの内容。



歴史に詳しかったらもっと楽しめたんだと思いますが、歴史だけでなく宗教・文化など複合的に知っているともっと理解が深まると思います!!