きんぴら | Ran Style

きんぴら


Ran Style


この季節になると私の実家で必ず作るのがきんぴら。

それも、おっきな鍋いっぱいに炊くんです。

大晦日にはおせちに混じって必ず食卓に並んでたなぁ。。。


このきんぴら。○○家(私の実家)にとってはおばあちゃんの味なんです。

家族みんながおばあちゃんの作るきんぴらが大好きで、

子どもの頃、よくお手伝いしたなぁ~。


おばあちゃんのきんぴらの特徴は、

ゴボウもニンジンも拍子切りをちょっと細めにしたような四角に切るんです。

そう、“ささがき”じゃないの。

ささがきなら簡単なんだけど、細いゴボウを四角に切らなければならないから、

この作業が結構大変ヽ(;´Д`)ノ

けど、そのかわりゴボウ特有の歯ごたえがのこるんだぁ~。


そして、たっぷりめのごま油で時間をかけて炒めていくの。

そうするとおうちの中いっぱいにごま油の香ばしい香りが漂って、

つい、つい、つまみ食い・・・(⌒¬⌒*)

子どもの頃はにんじんのほうが圧倒的に柔らかいので、

にんじんばっかりひろって食べてたっけ。(お行儀わるっ!)



どこの家にも必ずこういう “味” ってありますよね。

これって、どんなに分量などを真似しても絶対に同じ味にならないもの。

まぁ、こういう料理って全て目分量だしねぇ(;´▽`A``

きっと、「食べさせたい」って思える大切な家族が増えれば増えるほど、

“味” 深みがでるんだろうね。。。


おばあちゃんはいま90歳。

とっても元気だけど、さすがにもう台所には立ちません。

方言でいうと、「おっくう」なので。            ※大変・辛い・しんどいの意味

おばあちゃんのきんぴらをもう何年も食べてないけど、

その味も作り方もちゃんと覚えています。


私もあと50年くらいしたら、似た味をだせるかなぁ~ヾ( ´ー`)

そんなことを想いながら、

まだまだ・・・な、きんぴらを作った今日この頃でした。



Ran