骨盤力 フランクリンメソッド/スキージャーナル

¥1,995
Amazon.co.jp

これも読んでみました。

こんどの身体均整師会の全国講習会にむけて、
いろんな角度から「骨盤」をみてみようということで、
たくさん本を集めてみたんですが、 →骨盤本

そのうちの一冊です。

前のページで紹介した、
土屋真人著『スポーツ・健康づくりの指導に役立つ姿勢と動きの「なぜ」がわかる本』は、
全身の連動の中での、
それらを束ねる骨盤、
というような視点でしたが、

こちらは、
むしろ骨盤を詳察することから突き抜けて、
しかもとりわけ骨盤底部筋という、
いわば日のあたらない部分に注目して、
そこから全身に作用するような本になってます。

骨盤底部筋というのは、
骨盤の底を形成している筋肉と言ったらいいでしょうか、
そもそも傍目からはそんなに動くものでもない骨盤のユニットの、
端と端を結んで底を作っている筋肉ですから、
それが収縮したところで、
動作としてはそんなに目立ったアクションをおこすわけではありません。

普段は内臓を支え、
出産時に赤ちゃんの通り道になります。

しかしそのメインの働きのみならず、

呼吸時には横隔膜の拮抗筋としてはたらき、
全身の協調を担っていて、
姿勢のバランス調節にも深く関わっていて、

そして、
こっそりこのへんがメインなのかと思うんですが、
弾性のあるパワフルな骨盤底は、
健全な生殖器を保つために大切な役割をはたします。

これを、
かたければ緩め、
ゆるければ鍛え、
充分に機能が発揮できるように蘇らせよう!

そのために、
やるべきエクササイズが紹介してあります。


で、
このエクササイズもそうなんですが、
本全体をとおして、

身体をイメージで包むというか、

とても柔軟で、
飲み込みやすいイメージの提供が行き届いており、

この点に関してはダントツです。
突き抜けてます。

野口体操の野口三千三先生や、
ゆる体操の高岡英夫先生を思い出したほどです。

「尾骨で床をノックする」

「風が穏やかすぎるときは、会陰の三角形を火山だと思って…」

とかw

でもじつはこういったイメージこそが、
身体を有機的に作動させるのにもっとも有効で、
いかに鮮やかで革命的なイメージを提出できるかが、
身体指導者には求められるところだと思います。




そして、

施術をうけるなら優しい対応、確かな技術→
伊良林鍼灸均整院 -Afina-(0359831881)
▼WEBでのご予約も承っております!


手技を学ぶなら技と理論の総合デパート→
身体均整法学園 (0088224813)