すぐわかる西洋絵画よみとき66のキーワード


芸術の秋。博物館や美術館へ足を運ぶのも良いが、家で美術書を見る(読むのとちと違う)のも良い。
千石伸行先生がまとめられた絵の見方楽しみ方の本である。

西洋画に登場するシンボルについて

 例えばリンゴ。これは、もしそれを裸の男女がもっていれば、男女はアダムとイブであり、リンゴは彼らが犯した現在のシンボルとなる。
それが裸の美女が手にした黄金のリンゴなら、ギリシャ神話の『パリスの審判』で世界初の『ミス・ユニバース』に輝いたヴィーナスに与えられた栄誉のシンボルである。もし少年の頭上にあれば、ウィリアム・テルのリンゴとなる。
しかしセザンヌが描いたリンゴはあくまでもただのリンゴである。
...


名画が書籍で家で手軽に楽しめるというのは、なかなか豊かな世界が拡がる。
色と形を感じるだけでなくシンボルに秘められた世界を読み解くのもガイドブックがあれば楽しみになる。
意識が向いていないと見過ごしてしまうが、画家の思いを込めた作品はじっくり味わって見たいものである。

キーワードは

 天国、地獄、太陽、月、星、庭、道、心の遠近。
 
 時、四季、朝、夜、人生、時間差表現。

 生命の水。魂と肉体、エロスとタナトス、運命、ファム・ファタル、アンドロギュノス。

 室内、食卓、富者と貧者、読書、旅、地上の楽園。

 七つの大罪、怠惰、良き母、悪しき母、美徳と悪徳。

 五感、不安、夢、心の旅、希望、手

 聖なる比例、三角形、文字、色彩、トリック・アート。

 天秤、楽器、鏡、蝋燭、シャボン玉。

 羊、犬、猫、猿、鳩、白鳥、烏、蝶、馬。

 バラ、百合、ヒマワリ、糸杉、枯れ木、信仰の木。

 虹、影、ヴァニタス、川。


心や感性が何か豊かなる感じがします。おすすめ。