以前、ブログでPCの調子が今イチという話を書いたような気がするのですが、ようやく我が家の大蔵省の予算承認が下りまして(笑)、自宅用仕事兼ホビーマシンをリプレースすることができるようになりました。
97年~2000年頃までは、友だちの分も含めて年間2~3台PCを自作していましたが、最近はとんとごぶさた。
恥ずかしながら、自宅のメインPCは、Pentium Ⅲの900MHzぐらいのCPUのまま(>.<)
一時は、DVD-RAMドライブ2連装など奢った仕様だったのですが、11月頃に早いほうのドライブがお亡くなりになり、何とDVDを焼くのに1倍速というていたらく・・・。
おまけに、この1倍速DVD-RAMさんたら、CDが焼けないときたもんだ(笑)
何でこんなの買ったんだっけ??とよく思い出してみると、その当時は、メインPCの5インチベイに、CD-Rドライブが刺さっていたのを、高速(それでも4倍速でしたが・・・)ドライブを買ったときに、捨ててしまったのでした。
しかも、(あまりに古いのでばらしちゃいますが 笑)起動ドライブのC:には、いまだにSCSI(スカジー)のHDDが刺さっており、WindowsNT4.0のNT Loaderが立ち上がるんですよ。
そこから第2ドライブ(これはさすがにIDEですが・・・)のWindows2000に飛んで、ようやく普段使っている環境が立ち上がります。
第3ドライブだけは、割と最近(といっても、もう2年以上は経ちますが)増設した180GBくらいのデータ用HDDですので、ディスク容量はまだ少し余裕はあります。
まぁ、だましだまし使えば、まだ使えるじゃない、と言われればそのとおりですが、カミさんがCD焼いてほしいということが何回かあり、そのたびに、PC壊れてるから・・・と言い続け(笑)、ようやく買い替えOKとなりましたとさ。
1~2月の忙しいさなか、夜時々、秋葉原のPCショップのBTO(Build To Order)サイトなどを眺めていましたが、実際に秋葉原に足を運んでチェックしてみたパーツの値段とは、やはり最大数千円ずつは違います。
足しこんでいくと、何か1つのパーツくらいは、よりハイスペックなパーツが買えそうです。
しかし・・・。
最大の問題は、もう軽く5年以上は、フルで自作PC組んでないので、すっかり勘が鈍ったというか、パーツの仕様が全然わかりません・・・
SATA、何それ って感じ。
ましてや、夢だけ広がって、やっぱ地デジ見たいよなぁ・・・と思っても、CPRMだの、HDMIだの全然何のことやら・・・という世界でした。
それを地道に、1ヶ月以上かけて、駅の売店で買った週アス(週刊アスキー)を読みつつ、知識のアップデートをしてまいりまして、ようやく自分の考えている最適構成を書き上げるところまで来ていました。
ところが・・・。
先日、ランチでたまたま入った喫茶店でご飯を食べながら週刊アスキーを見ていたら、増刊のアスキー(自作特集みたいなやつね)が出ており、その足で本屋に直行。
そしたら、何と、私が考えていたキューブPCで組む構成が、増刊アスキーに2種類も出ているではありませんか
(後付けじゃないよ、念のため。ホントの話ですってば。)
やばい・・・、目をつけていたアキバのお店で品切れになってしまう前に、買いに行かねば・・・ とようやく踏ん切りがついて、週末にパーツ買出しに行ったのでした。
土曜の夜は、久々にケースから新規買いしたので、ついつい嬉しくて、箱開けてボードを眺めたり、またしまったり・・・。結局、組み始めたのは土曜の深夜からです。
ちょっとしたトラブルもあって、ビスタをインストールし始めたのは、月曜日です。
今のところ、OSやドライブのユーティリティしか入れていないので、快調です
この後、旧メインPCのソフトなどを入れ直したり、データをお引越ししたりが、数日間かかりそう・・・。
そんなわけで、どんなパーツを買い込んだかというと・・・。
ケース: Shuttle SG45H7
キューブPC(完全なサイコロ型ではありませんが、ほどほどに小さくて、拡張スロットが2本もついており、しかもSP~と違って、SG~シリーズはマザーボードに動画再生支援機能がついているので、ゲームをグリグリやらない私としては、当面これで十分だと思いました。)
この日本Shuttleの通販サイトが雑誌に紹介されていたのですが、選べるパーツに不満があったし、やや高いので自作に踏み切ったというわけです。
CPU: Intel Core 2 Quad Q9650 (3.00GHz)
やっぱ、おじさんはインテルでしょ(笑) Core 2 Duoの適当なところで手を打つかどうか、ホント最後まで悩みました。Core 2 Duo E8400 (3.00GHz)くらいなら、今17,000円しないですからね~。Quadの3GHzなんていったら、3万円オーバーコースだし・・・。
しかし、背中を押したのは増刊のアスキーのフレーズで、驚速だか超速だかのキーワード。しかも、ケースが一緒だしぃ。やっぱり自分も、ってなりますよ、こりゃ(笑)。
この後、石を取り替えるような自作なんて、またケースごと買い換える機会でもないと、後5年以内にあるかどうかですからね~
Core i7も出始めていますが、まだ高いので、思い切って贅沢してQuadの3GHzにしてしまいました
メモリ: 4GB(2GB×2)
私がかつて自作青年だったころからすれば、5,000円台で4GBものメモリモジュール買えるなんて信じられません。ま、普段使っているUSBメモリを考えれば、当然かもしれませんけど。
ここでの悩みは、OSを64bitにするかどうか。
32bit OSではメモリが3GBくらいしか認識しないとのことで、1GB無駄になってしまいます。しかし、余ったメモリを不活性RAM Diskとして利用するソフトもあるらしく、まぁ32bitでもダメではありません。
一方、上記のケース(ベアボーンキット)にセットされているマザーには、メモリスロットが4本あり、最大16GB(4GB×4本)搭載できます。64bit OSなら、その大容量メモリを余すところなく体感できる ちょっと憧れます
しかしなぁ・・・。64bit OSなんか入れた日にゃ、Office系は良いとして、よく使うInternet Explorerが32bit版と64bit版とが分かれており、Flashを見るときに32bit版で見なきゃいけない、などの記事を他で見かけたものですから、そりゃ面倒な・・・と思っていました。
また、私たちの業界では必須の会計ソフトや税務申告書作成ソフトも入れなくちゃならず、いちいち64bit対応か問い合わせるのも面倒・・・(笑) というわけで、何だか肝心なところで、まぁ32bitでいいか、と。
(しかし、いざアキバに行ったら、何とWindowsXPが生産終了~ということで、FDDとバンドルのDSP版が在庫限りだよ~ん、と売られていて、結構グラグラきました 笑) あ~、アキバは魔窟だ・・・。
う~~、いかんいかん
危うく、全然違うものを買うところだった。
そんなわけで、当初の予定通り、
OS: Windows Vista Home Premium(DSP版) 32bit版
をゲット。
HDD: Seagate 1.5TB
何と、1.5テラバイトが11,000円切っているお店も さすがにそこまでは面倒だったので、同じお店で買いましたが、もうびっくり価格です。
バッファもたっぷり、回転スピードも十分速く、古いHDDを使っていた私からすれば、驚きのパフォーマンスです。
ドライブ: Pioneer ブルーレイ書き込み可能ドライブ BDR-S03J-BK
これは奢ったなぁ・・・。かなり贅沢した気分。定評あるパイオニアのドライブだし、各店とも出たばっかりぽく、店頭POPも派手派手しく宣伝中でした。
箱裏面とか見ると、CDの読み出しに一工夫あったり、いったん読んでしまってしばらくお休みして静粛性を高めるメカがあるとか、これまた古くて回転がうるさいドライブを使っていたので、ついクラクラ~っと・・・(笑)
しかし、後で判明するのですが、このドライブには、実は落とし穴があったのでした。
地デジチューナーカード: PIXELA(ピクセラ) PIX-DA022-PP0
今、PCでも地デジチューナーカードって、いろいろあるんですね~。パーツ調べていたときなんて、地デジの裏番組録れるように、チューナーユニットが2発載っているカードもありましたし(ピクセラ社)。
ただ、私の場合、まだアナログVTRコンテンツを一掃できていませんで、古いメインPCでも一番何使うって、ビデオデッキからのTV映像をPCで見たり、場合によってはキャプチャーしたり。まだまだ、アナログ生活から脱却できませんです。
なので、地デジ&アナログキャプチャー機能のあるものをセレクト。
ちゃんとBCASカードもついてます。
こちらのパーツはまだ組んだだけで、全然使っていないので、そのうち使用感などをアップしてみたいと思います。
以上。
あれ
と思った方。スルドイっす(というか、当たり前かもしれませんが・・・)。
ビデオカード: 省略 (書くの省略ではなく、買ってません 笑)
エンコードガンガンやったり、ブルーレイ再生してみたりして、不足感が否めないようでしたら、そのとき買います。一応、そのためにG45(動画再生支援機能付のチップセット)にしたんだし・・・。
どっちにしろ、スタイル重視のケースなので、地デジチューナーカード(PCIスロット)のほかはPCI Expressスロットが×1しか空いておらず、2スロット専有のようなパワフルなビデオカードは入らないので、ほどほどのビデオカードならいつでも買えそうなので。
ディスプレイ: これから(笑)
おいおい、そんな古いパーツ使っていたヤツが、HDCP対応のディスプレイなんて持ってないでしょ?と思ったアナタ。おっしゃる通りでございます(エヘヘ)。
メモリやHDDと並んで、今回のお買い物のなかでもう1つ驚いたのが、液晶ディスプレイの値段。
え~っ、こんなに安いの っていうぐらい安いですね~。
LGとか東アジア系なメーカーだと思うのですが、2万円台とかですもんねー。
これなら、いつでも買えるわ
ただ、以前のPCのとき、液晶はほぼ毎日見るものだからと思って、ナナオの液晶を奢ったんですよ・・・。当時にしてみりゃ、数万円の大贅沢品でした。
まだ絶好調でドット抜けもないし、普通にオフィスソフト動かしている分には、何の問題もないんですが、いかんせん仕様が古くて、HD対応してないわけです。
この買い替えの言い訳を考えねば・・・(笑)
いっそ、デイトレーダーよろしくWディスプレイにでもするかー
しかし、最近のHDな横長ディスプレイをダブルにしたら、ひと頃のパノラマ使い捨てカメラで撮ったようなシーンが目の前に現れそうです・・・。
どっちにしても、古いディスプレイには地デジは写りませんからねぇ。
さて、この手のPC自作に付き物の「トホホ」な話。
ありますよ~、期待に違わず。
これは、どんなに本で予習したり、ショップで現物みたりしても、自作の数や経験が最近なかったので、全然予測できませんでした。
上記の私の組み合わせだと、次の点が×です。
ケース(shuttle製の類似ケースはおそらく)と、Pioneerのドライブ(BDR-S03J-BK)では、相性が悪い
あ、PCの場合の相性っていうと、認識しないとか動作が不安定とかという意味になりますが、そういう意味ではなくて、ケースのイジェクトボタンをおしても、ドライブがイジェクトされないんです。
これはケースの作りの問題で、普通のタワーケースのようにドライブのベゼル(外側の化粧板)が直接見えているのではなく、ドライブのトレイがケースの内側からケース外側の板を押し出すようにして開くわけです。
ケース外側のドライブのフタは、やわらかいスプリングで留められていて、ドライブのトレイが引っ込むと、スプリングのおかげで自動でフタが閉まるという構造。
で、ケースのイジェクトボタンは、裏側ではケース中央の1ヶ所でネジ止めされており、軽量化のためか、途中にハシゴ状に穴が開いていたりします。他社製のドライブだと、ケース外側の端にあるイジェクトボタンを押すと、その後ろに配置されている、ドライブのイジェクトボタンが玉突き状に押されて、トレイが開くというしかけ。
ところが、先のPioneerのドライブのイジェクトボタンはやや内側に寄っており、ケースのイジェクトボタンを押しても、より中心に近いところにドライブのイジェクトボタンがあるので、全然押されません。
こりゃ困った・・・。
小指のツメでかろうじて押せるくらいドライブのイジェクトボタンは見えていますが、さっと指を離さないと、出てくるトレイにはさまれそうだし・・・。
いつも、線引きで押すのもカッコ悪い。
どうしたものかと思っていたところ、日曜日に所要で出かけた折、たまたま有楽町のビックカメラのパーツコーナーで、プラスチック製のワッシャ(両面テープ付)を売っているのを見かけました。
プラスチック製の下敷きでもカッターで切って、それこそさらに自作への道に踏み込まないとダメかと思いましたが、このワッシャをケース内側のイジェクトボタンの支柱に張り、ちょうどドライブのイジェクトボタンに当たるようにセッティングしたところ、うまく開くようになりました。
ふぅ~、やれやれ。
フタが開いているときに外からみると、若干ワッシャの頭が見えますが、ま、良しとしましょう。
いちいち指や線引きを突っ込まなくちゃいけないのを考えると、ケースのイジェクトボタンを押したらトレイまで開いてくれるようになったんですから、スマートさではgoodです。
ようやく、これで、キカイダーのようにメカ丸出しだったPCも、きちんとフタを閉めることができるようになりました。
そして、いよいよVistaのインストール。
メディアはDVDで、ブルーレイ・DVDドライブにセットして、BIOSでCD Boot優先にしてあげれば、さくっと読み込んでインストーラーが起動しました。
早い早い
インストールの手順等は、雑誌やネットに多数ありますので省略しますが、単なるファイルコピーや展開、セッティングをしている間の待ち時間など、以前は1時間はたっぷりかかっていたような気がするのですが、ちょっとお茶飲んで帰ってきたら、もう再起動中・・・みたいな感じでした。
とくにトラブルこともなくVistaインストールが終了し、再起動・ログインしてIEを立ち上げてみます。
うぉ~、早い。
スパッとIEが表示される感じ。
古いPCからの本格的なファイル移動はまだですが、いくつか大容量ファイルをいじった感じは、スルスルッと移動・コピーが終了してしまうようなイメージです。
う~、すごいよ。最新仕様のPC。
爆速っ
という形容がピッタリです。
思わず涙ぐんでしまいそう・・・
この後、旧PCと同じようなソフト環境を作っていくのが大変なんですけどね・・・。
3月下旬の忙しい時期にならないうちに、快適環境に持って行きたいものです。
ホントは、確定申告をどっちの環境でやるかが大問題なのですが・・・。
この後も、PC環境パワーアップは続きます...
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