以前から、見よう見ようと思っていて先送りしていた「不撓不屈」をDVDで見てみました。
■ 不撓不屈
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原作は高杉良、会計人なら誰でも知っている、少なくとも、一度は名前を聞いたことのあるTKCの創業者、故飯塚毅氏が、一税理士として国税庁と死闘を繰り広げた「飯塚事件」を映画化したものです。
原作は、もうずいぶん前に読んでいました。
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国家権力をかさにきた国税庁の横暴に、断固として立ち向かい、1円も多くなく1円も少なくなく納税することを指導することに誇りを持っていた飯塚税理士のプロフェッショナリズムに頭が下がる思いでした。
主演の滝田栄さんも、そうした飯塚氏の毅然とした生き方を好演していますし、飯塚税理士を支える奥方役の松坂慶子がまたいい!
夫に全幅の信頼を置き、自宅にまで横暴にも調査に入る官憲をあしらいつつ、不安がる子どもらにはのほほんとした母親を演じてみせる。これぞ内助の功の鏡のような演技でした。
印象的だったのは、昭和30年代終わりから昭和40年過ぎにかけてのお話なので、現代のギスギスした感がないということもありますが、飯塚税理士が奥さんや、会計事務所を支えてきてくれた幹部職員の退職に当たってなど、心から「ありがとう・・・」と感謝を口にしていることです。
心底から出る「ありがとう・・・」には、なかなか重みがあります。
ともあれ、飯塚税理士の生き方、闘い方は、会計に携わる者として知っておいて損はないと、改めて実感しました。
大いに参考にしたい原作/DVDです。
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