毎年日経金融新聞で恒例の「人気アナリストランキング」が、創刊なった日経ヴェリタス第2号(3/23号)で公表されています。
当ブログで取り上げた2007年人気アナリストランキングが、トップコンテンツになっていまして、ありがたいことです。
■人気アナリストランキング発表さる
http://ameblo.jp/ir-man/entry-10028814641.html
今回の日経ヴェリタス 人気アナリストランキングもあやかりたいものです
去年は各セクターのトップアナリストさんだけご紹介しましたが、今年はトップ3をご紹介させていただくことにしましょう。
セクター お名前 所属証券会社
産業用機器
1.進均 UBS証券↑
2.山崎雅也 野村証券↓
3.嶋田幸彦 三菱UFJ証券↑
家電・AV機器
1.藤森裕司 ゴールドマン・サックス証券↑
2.片山栄一 野村証券↓
3.三浦和晴 大和総研→
半導体・電子部品
1.高山大樹 ゴールドマン・サックス証券→
2.佐渡拓実 大和総研↑
3.秋月学 野村証券↑
産業用機器と家電・AV機器セクターは、前年1位と2位が入れ替わっていますが、半導体・電子部品セクターは高山氏が1位キープ。しかし、佐渡氏は前年9位、秋月氏は前年11位から大きくジャンプアップしています。
自動車・部品
1.中西孝樹 JPモルガン証券→
2.野口正太郎 三菱UFJ証券↑
3.松島憲之 日興シティグループ証券↑
中西氏は1位キープ、野口氏は前年4位からジャンプアップ、松島氏は3位キープです。前年2位のアナリストさんは今回、選外となっています。
医薬品・ヘルスケア
1.山口秀丸 日興シティグループ証券→
2.田中洋 みずほ証券↑
3.酒井文義 クレディ・スイス証券→
化学・繊維
1.金井孝男 日興シティグループ証券↑
2.西村修一 野村証券↑
3.横尾尚昭 ゴールドマン・サックス証券↓
紙パ・ガラス・土石製品
1.松本裕司 野村証券→
2.安藤祐介 大和総研→
3.松田洋 みずほ証券↑
鉄鋼・非鉄(鉱業含む)
1.山口敦 UBS証券→
2.村田崇 大和総研↑
3.城野俊之 日興シティグループ証券↓
ここまでの4セクターの上位3名は、大きな変動はありません。順当といえば順当、多少の上下の入れ替わりはありますが・・・。
機械
1.斎藤克史 野村証券→
2.星野英彦 UBS証券→
3.田井宏介 大和総研↑
精密機械
1.中名生正弘 三菱UFJ証券→
2.和田木哲哉 野村証券→
3.森山久史 JPモルガン証券→
造船・プラント
1.岡嵜茂樹 野村証券→
2.西村光彦 クレディ・スイス証券→
3.田井宏介 大和総研↑
食品(水産・農林含む)
1.三浦信義 日興シティグループ証券→
2.佐治広 みずほ証券→
3.山崎徳司 大和総研→
銀行
1.野崎浩成 日興シティグループ証券→
2.山田能伸 メリルリンチ日本証券↑
3.高井晃 大和総研↓
証券・損保
1.村木正雄 大和総研↑
2.岡本光正 野村証券↓
3.葛西誠 日興シティグループ証券↑
その他金融(ノンバンク)
1.押尾友貴 大和総研→
2.丹羽孝一 三菱UFJ証券↑
3.飯村慎一 野村証券↑
銀行セクターまで大きな順位の変動はありませんでしたが、証券・損保セクターの葛西氏が前年5位からジャンプアップ、ノンバンクセクターは下克上で、2位の丹羽氏は前年8位から、3位の飯村氏は前年6位から大幅ジャンプアップを果たしています。ただ、他のセクターよりもトップの押尾氏の得票が圧倒的であり、2位以下の得票が他のセクターよりも少ないという特徴がありますので、ブレが大きかったともいえそうです。
小売(大型店)
1.朝永久見雄 JPモルガン証券→
2.津田和徳 大和総研→
3.正田雅史 野村証券↑
小売セクターの朝永氏、やはり強いです。朝永氏は一度ご紹介したことがあります。
■トップアナリストはここまでやる
http://ameblo.jp/ir-man/entry-10044030708.html
小売(専門店・アパレル)
1.小場啓司 三菱UFJ証券→
2.篠崎真紀 大和総研↑
3.河野洋 ゴールドマン・サックス証券↓
商社
1.石曽根毅 大和総研↑
2.成田康浩 野村証券↑
3.吉田憲一郎 ゴールドマン・サックス証券↓
建設
1.水谷敏也 三菱UFJ証券→
2.高木敦 モルガンスタンレー証券→
3.川嶋宏樹 大和総研→
住宅・不動産
1.沖野登史彦 UBS証券→
2.福島大輔 野村証券↑
3.大谷洋司 クレディ・スイス証券↑
住宅・不動産セクターでは、少し変動ありです。福島氏は前年4位、大谷氏は前年5位からジャンプアップしています。
電力・ガス・石油
1.伊藤敏憲 UBS証券↑
2.阿部聖史 大和総研↑
3.松本繁季 野村証券↑
電力・ガス・石油セクターは大荒れです。トップの伊藤氏は前年5位、阿部氏は3位、松本氏は7位だったものです。確かに、エネルギー関係は、原油相場がこんなに上がると誰が予想したでしょう。きっと、そのあたりが評価されたのかなぁと想像します。
運輸・倉庫
1.一柳創 大和総研→
2.原田潤 UBS証券↑
3.国枝哲 みずほ証券↑
通信
1.増野大作 野村証券→
2.佐分博信 JPモルガン証券→
3.乾牧夫 UBS証券→
ビジネス・アミューズメントソフト
1.森田正司 岡三証券→
2.桜井雄太 野村証券→
3.森本展正 三菱UFJ証券↑
IT・インターネット
1.荒木正人 三菱UFJ証券↑
2.長谷部潤 大和総研↓
3.富松陽介 野村証券→
放送・レジャー・その他サービス
1.吉田憲一郎 ゴールドマン・サックス証券→
2.小池隆由 ドイツ証券↑
3.前田栄二 JPモルガン証券↑
中・小型
1.氏原義裕 新光証券↑
2.戸崎裕隆 新光証券↓
3.渡辺真理子 UBS証券↑
ここまで概ね大きな変動はありませんが、中小型株で新光証券がワン・ツー・フィニッシュを飾っており、強いという印象です。
ところで、昨年のアナリストランキング、私も実は利用しております。詳細はこちらに。
■ランキングアナリストを攻める!
http://ameblo.jp/ir-man/entry-10058790677.html
今回の日経ヴェリタス、トップアナリストさんたちの一押し銘柄がズラリ列挙されていますので、個人投資家にとっては保存版、アナリストランキングも各セクター20位まで列挙されていますから、われわれIR担当者としても保存版だといえるでしょう。
何としても手に入れておきたい今週号の日経ヴェリタスです。
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