『ロシア52人虐殺犯/チカチーロ』

タイトルでお察しの通り、ロシアで発生したあの事件を描いた映画です。グロテスクなサイコサスペンスではなく、捜査側の苦難と苦悩にスポットを当てた作り。


中盤。

本来こうした事件は捜査官側の心理的負担を考慮して、短い期間で担当を交代していくという習慣であるそうです。

ですが、ロシア共産党的な(?)諸事情から一人で12年も担当させられ、それでも捜査に情熱を燃やし続けた主人公(スティーブン•レイ)に対し、いよいよ交代を告げようという上司(ドナルド•サザーランド)の


『12年だぞ…』


『よくやった…』


『よくやった───』


と静かに語りかける様子と、それを聞いた主人公の嬉し涙とも悔し涙ともつかない一粒の涙のシーンがとても印象的。

物語はもうひと展開ありますが、このシーンをおすすめしたい。


たとえそれが実を結んでいなかったとしても、人の労にはこんな感じで報いたいし、報われたいものだと思います。

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