先日の話になりますが、娘たちと復曲能を観る会東京公演〈不逢森〉を観てきました。
(画像はお借りしています)
能楽(能と狂言)の草創期にあたる、室町時代の演目の中には、人情味あふれる広く庶民に愛された演目が数多くあります。そのような、現代に上演する価値の高い演目をよみがえらせることを「復曲」といいます。
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数少ない文献をもとに、能楽の台本を作ってかたちにしていきます。まるで考古学の発掘作業のような気の遠くなる作業を重ねて、数百年ぶりに復活させるロマンあふれる挑戦です。
(復曲能を観る会のHPから一部抜粋・転載)
という、復曲能を観る会の志に非常に共感したのと、
今は演じられていないけれど、室町時代の人々に愛された演目を観てみたい!という好奇心とで、能楽堂へ足を運んできました。
〈不逢森〉という演目はこの公演で初めて知ったのですが、親子の情愛が切なく描かれていて、涙なくして観れませんでした。
室町時代の庶民に愛されたけれど、その後埋もれてしまった佳作は他にも沢山あるのでしょうね。
そんな作品を「復曲」して観せてくださる活動を、これからも微力ながら応援したいと思っています。
復曲能を観る会の公演、次回は名古屋公演です![]()

