昨日は文章について考えさせられる一日だった。
2冊めの書籍を出版した後の4年くらい前、ある雑誌の仕事をさせて貰う機会があって、
昨日夜に、その時の担当だった元編集者から電話をもらった。
仕事をもらってた時は『ボクが書いた本には取材対象への愛を感じる』とか、
そんな言葉を彼の口から聞いた記憶がある。
残念ながらその時の企画は1回きりで終わり、
その後ご一緒させて貰う機会はなかったんだけど、
突然の彼からの電話に懐かしさを感じ、とても嬉しく思っていた。
最初の5分位......までは.....

でも話しているうちに雰囲気はおかしくなり、
『うちの仕事がしたければ、どうのこうの........』とか、
『いつまで嬢への同情を買う文章を書いているつもりだ....?』とか
その言葉に反論するうちに口論になっちゃって電話を切った。

4年前はマジメで人当たりもいい好青年というイメージだったのに、
上から目線で嫌味で.....たった4年でここまで人間変わってしまうのかな.....
そんな印象だった。

でも、そもそもなんで彼から電話してきたんだろう? 4年も音信不通だったのに。
ボクを思い出して仕事を振ろうかと、その打診でもしようとしていたのかな...。
でも、ここまで考え方が違えば、彼の土俵に合わせきったものが書けるのか?

仕事をくれるならありがたいけど、そんな思いからべつにまあいいや...と。
それで昨夜の、
『そっちからコンタクトして訊くたんじゃないの? 4年もたつとそんなに人の心は荒れてしまうのかな...』
というツイートを上げたんだけど......

取材予定だったある女性が自分のことを書いたものだと勘違いをして、
ボクに取材拒否の通告...。
作家として文章で人に伝える....ということを生業の一つとしているボクが、
文章で誤って伝えてしまった.....。
真実と感じた現実を、事実として伝えなきゃいけないノンフィクション作家として、
絶対にやってはいけないミスをしてしまった。
そして、楽しみにしていた取材がフイになりかねない事態を招いた焦燥感.....

本当に、文章を書くって難しいことだと思います。
元編の彼の言葉は今も少しだけむしゃくしゃ感は残るけど、
取材予定の女の子を誤解させてしまったダメージのほうがはるかにでかい。

今思うと、誤解させるような偶然もあるよなあと思う。
この子と以前取材で会ったのも、
そういえば2冊めの本が出た時だから4年半ほど前のことだったし、
元編との電話を切るのと、この子から最初のメールが届いたのが同じころの時刻だった。
ツイッター上の短い文章だけで、怒りに任せて綴っただけのもので、
補足する情報は何も書かなかったから、
勘違いするのも無理からぬことかもしれない。

ボクの思慮が足りなかった。
反省しています。