愛知万博の時に名古屋を訪れて以来、
名古屋は不思議と自分の中で特別な街と写るようになってきた。
それまでは大学受験で訪れたくらいで縁もゆかりも無く、
万博の時の名古屋食ブームに魅せられた程度で
ビジネスの顧客がいる街...程度の認識だった。
ここ数年、不思議なもので名古屋の知人が急速に増えていき、
ある意味、ボクが最も訪れる街の1つとなった。

昨今、取材などでよく訪れていた店の社長の具合が悪く、
共同経営者のママからのSOSっぽい連絡が、幾度となく届くようになっていた。
正直、ボクの方は岡山の山奥に引っ込んでいる状態では食えない。
『活動拠点を変えること。』
広告代理業もプログラム業も、そして作家業も、
営業しやすい地域に移ることを、今年の春からずっと考え続けていた。
関東も選択肢の1つだが、助けを求めている人の元へ行くことも1つの考えではないか?
経営を立て直すことが出来れば、そこからまた関東へ行くか戻るかすればいい。
ここ2か月、ボクは名古屋への移住を真剣に考えていた。
そして先月の頭、先方から暗に「名古屋へ来て欲しい」との誘い。
ボクになにができるのか、ボクは何をすべきなのか...
ここ一ヶ月は自問自答の日々だった。

今朝、1本の電話。事態は急転。
社長が遺言になる言葉として、店を閉めろと指示を出したらしい。
そしてママも、この業界を離れ今後は人としての幸せを追求する決断をしたとのこと。
正直、梯子を外された感もないわけではない。
でも、本人がよいならばこれでよかったのかもしれない。

これで、名古屋へ拠点を移す話は受け皿ごと無くなってしまった。
今後の自分、真剣に考えなければならないな。
ローソンで販売される大増刷分の風俗嬢のホンネの印税が振り込まれるのは来年後半。
それまでは極貧生活を強いられることになる。
基盤の立て直し、そして作家としてどうやって次へとつなげるか!?

来年が今年よりも更に厳しくなってしまったことだけは確かだ...
なんとかしなければ......