四年間を振り返って
背番号9番 小寺由愛
先日、佐賀県で行われた全日本総合で10年間のソフトボール生活に区切りがついた今、4年間を振り返ってみたいと思います。
環太平洋大学に入学し大学でのソフトボールが始まった1年目。この1年は新型コロナウイルスの影響で入学式がなくなり、授業もリモートで行うなど想像とは全く違った生活が始まりました。同様に自粛期間が長く、なかなか全体で練習ができず、大会もなくなってしまうような大変な1年でした。しかし、ただ大変だっただけでなくこの期間で自分自身、成長できたと思う一面もありました。11月に行われた選抜大会では城西大学に敗れベスト8という悔しい結果となりました。この大会を通じて守備どりの悪さやバッティングでの貢献度の低さを感じました。冬にバッティング改造に取り組み、守備では一歩目を意識し練習に取り組みました。また、1年生という立場でありながら気配り目配りが出来ず、怒られることも多々ありました。そのたびに同期で話し合い、自分自身もチームもレベルアップするために行動しました。
2年生になり初めてのインカレを経験しました。試合前は緊張で心臓がずっとバクバクしていました。接戦が多く苦しい試合が多かったこのインカレで印象に残っていることが3つあります。日体大との準々決勝で最終回の守備、ピンチの場面でエラーをしたこと、東海学園との準決勝で二遊間でゲッツーを取ったこと、決勝戦で園大に敗れ、優勝と準優勝の大きな差を感じたことです。日体大戦でのエラーは自分の心の弱さが出てしまったプレーでした。技術的な不足もありますが、それ以上に精神面の強化が必要だと感じ、心に余裕を持つことをテーマに練習に取り組みました。
公務員になるという夢があり、勉強に専念するため最後の年にしようとしていた3年目。3年生で引退しようと思っていたので悔いなく終われるようにやろうと決めていました。あっという間にインカレを迎えました。インカレでは毎年、先輩の偉大さに気づかされていました。1番長く過ごした先輩の最後のインカレでもやはり存在の大きさを感じました。最後まで私たち後輩を気にかけたり、試合中でもチームを勢いづける声掛けをしてくださりました。悔しくも日本一には届かず3位となりました。国体という舞台に立つことができ、たくさんいい経験ができた1年でした。しかし、このまま終わってもいいのかとモヤモヤした気持ちがありました。
様々な葛藤を抱えたまま迎えた最終学年。試験勉強のため引退する同期がいる中で、私は試験勉強に専念する道ではなく、両立を選びました。その理由は日本一をとりたいという強い思いがあったからでした。少しでも勉強時間を設けるために朝早くから学校に行き、練習が終わったらチームメイトに整備や片付けを任せて学校に戻り、学校が閉まるまで勉強していました。チームメイトにはたくさん迷惑をかけましたが、嫌な顔一つせず、たくさん協力してくれて両立しやすい環境を作ってくれました。そんなチームメイトには本当に感謝しかありません。慣れない勉強は本当に頭が痛くなり逃げたくなるような毎日でした。そんな苦しい毎日を乗り越えられたのはチームメイトはもちろん、何よりも大きかったのは一緒に両立を決めた土居の存在でした。お互い勉強は苦手で、勉強もソフトもたくさん悔しい気持ちを味わいました。土居のポジティブ思考やいつも元気で楽しそうな姿を見て、私も元気をもらっていました。両立する中で本当にたくさんの葛藤がありましたが、ソフトも勉強も逃げずに頑張った結果、二人とも第一希望に就職が決まりました。新たなスタートラインに立つことができました。勉強組で並んで一緒に勉強した時間もとても充実していて、会う度に頑張ってと言ってくれて私の活力になっていました。両立をやり遂げたのは私の中で大きな自信となりました。それだけでなくこの1年は私にとって本当にいい経験ができたと思っています。もう一度やれと言われても絶対にやりたくありません(笑)最後のインカレでは監督、コーチを含め48人が一丸となり戦えたことで、苦しい展開も跳ね除け、勝利を掴めたのだと思います。
最後になりましたが、いざ四年間を振り返ってみるとあっという間でした。目標であった日本一はとれずに終わってしまいましたが、このチームでこのメンバーとソフトボールができたことが一生の宝物です。今年度もたくさんの温かい応援をありがとうございました。これからも環太平洋大学女子ソフトボール部の応援をよろしくお願いします。
