先日、めっちゃ楽しい仕事があった
ココが気になる、という要望だけお聞きし
後は自由にカットさせてもらえた
話をしていく中で、明後日娘の結婚式があると聞き
一瞬ひるんだ
明後日?
いやいや
せめて1週間くらい前の方がいいでしょ
今日やって気に入らなかったらどうするんだ、と
が、すでにカットし始めている
こうなったらやるしかない
普段は無口な人だけど
娘さんの話や、結婚式の話になると饒舌だった
新たな一面
最初はいつも通り、と思ってやっていた
でもなんとなく
手が動いた
最終段階になったころ、お!いい感じだ
でも、ちょっと短い
断然こっちの方がいい
でも短い
お客さんは眼鏡をはずしているのでよく見えない
それに楽しそうにしゃべっている
私は・・・
いつもと違う
でもこっちの方が絶対いい!
若いしかっこいい
でも短い・・・
と一人で葛藤していた
調整で残していた前髪も
もっと切った方が絶対いい
が、ここでひとまず確認してもらおう
眼鏡をかけたお客さんは鏡を見て
お!と言った
すみません
いつもよりちょっと短いと思うんですけど、と私
がお客さんは、いいじゃん!
とまんざらでもなさそう
前髪をもっと切りたいと言うと
いいよと快諾
仕上げて私は大満足
いい!
こっちのほうがいい!
が、決めるのはお客さんだ
恐る恐る、再度眼鏡をつけていただき
鏡の中のスタイルを見た第一声が
お!
若い! かっこいいじゃん! いいじゃん!
だった
ですよね!
思わず言ってしまった
わたしも
おー!!だった
だって本当にいい
普段はセットもしないと聞いたので
一応こうした方がいいですよ、ということは伝え
大満足な私だった
帰りがけに
ここには何度も来てるけど、これは初めてだよ
いいね!
と満面の笑みで言ってくれた
何度も鏡を見ながら
それを聞いて私も嬉しくなった
この通りにして
と言われる仕事は少し緊張する
もちろんやればできる
でも今回みたいに信頼して任せてもらえて
その人らしい魅力を一緒に見つけていく時間は格別に楽しい
ああ
私はこういう仕事が好きなんだなあと改めて思った
帰ったあとも、なんだか嬉しかった
鏡を見て「お!」となったお客さんと
「ですよね!」と思った私
ああ、こういう仕事が好きなんだなあと改めて思った
またこんな「お!」に出会えたら嬉しい