短編のユンジェです。




Trick or Treat?


「…ねえ…おれ達って、付き合ってるの?」


事の終わった後、けだるく抱き合うままに、お互いのふかす紫煙が立ち込める。


「…え。付き合ってなかったの?」


抱き寄せた身体は、抵抗もなく腕の中に入ってくる。

甘えるように摺り寄せる唇に、タバコの煙を吹き込む。


「…んっ☆ケホッ!ばぁか!お前の方がキツいの吸ってんのに…!」


「…その方が、キスが甘いんだもん」


タバコを消して、抱きしめる。


背中に羽の生えた、俺の天使。

飛んで行かないで。って囁いたら、

飛んできたんだよ。って答えてきた。



おわり。




季節はずれですが…☆

本館の方では、ハロウィンの時にUPしたんです。