
我流俳句 57/100
“蝉時雨 硝子の君へ カーテンコール”
セミシグレ ガラスノキミヘ カーテンコール
昨日、訃報を聞いた。
10年来の私の大切な若くて綺麗なお客様だった。
美しいモノがお好きで、特にガラスの作品が大好きで、私が企画するガラス展には必ず足を運んでくれた。
とびきりお洒落なファッションを纏い、コツコツコツとハイヒールの足音が聞こえてきた。
作家の先生と私にも必ず、とても可愛らしいお菓子を差し入れしてくれた。
か細い声で「いしがみさーん。新作はどういう作品がありますかー?」って、毎回電話をくれた。
今朝、蝉の美しい鳴き声で目が覚めた。
繊細で不器用で心優しい彼女の旅立ちのシンフォニーのようだった。
私は生涯忘れることはないです。
プライベートのことは何も語らなかった
神秘な貴女に捧ぐ。