ニューヨークレポート3日目・メトロポリタン美術館 by Ken | ART BASE PROJECT / ル セコメロン

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ル セコメロン 主宰
マサコ日記☺︎
美術展企画1991年〜500回以上開催
画家夫 石上誠展の企画から始め、以後私自身に響く作家の作品展を企画し情報発信
時々日常を呟く
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ニューヨーク3日目、メトロポリタン美術館に行ってきました。スペインのプラド美術館、パリのルーブル美術館等に並ぶ世界最大級の美術館です。
この美術館のすごいところは、先史のエジプト文明から中世ルネサンスのごりごりのキリスト教(西洋)絵画、東洋の仏教芸術、さらには現代アートと古今東西問わず、幅広いジャンルの芸術をたった一つの美術館で見ることができる点です。また、この美術館は国立でも州立でもなく私立という点にも驚かされます!!あっという間に6時間ぐらい経ってしまった><あと一週間ぐらい毎日行き続けても全ての作品をしっかりと鑑賞出来ない程、作品の数と質が半端じゃないです!!
あまりにも偉大な芸術の前では言葉の意味を成さないことを今回、再認識することが出来ました。言葉や時間、そして空間をも超越し、自身の心にダイレクトに突き刺さります。本当に泣きそうになる絵もありました。言葉の無意味さを語っておきながら、特に感動した3枚の絵画を紹介したいなと思いま~す(^ ^)笑 

まずは、自分が一番好きな画家の一人であるオーストリアの天才画家、グスタフ・クリムトの作品からいきましょう。カラフルな背景に白のワンピースを着飾った少女が仁王立ちしている絵画が下にあると思います。この少女は20世紀初頭、ウィーンのデザイン界を風靡したウィーン工房の共同所有者オットー・プリマヴェージのメーダという娘で、まだ9歳の時の肖像画だそうです!!早熟な服装、意思の強い顔立ちとポーズは「これから起こるであろう様々な試練に立ち向かう生きる決意」を暗示しているように自分には感じられました。



次に、イギリス最大の風景画家の一人であり、ロマン主義の巨匠、ウィリアム・ターナーの作品です。太陽の光と、その光が建物のような物質だけでなく、水や空気に反射して幻想的な古代ローマの風景が描かれている絵画が下の写真です。この作品を見た瞬間に全身に鳥肌が立ちました。ただの写実的な風景を超えて、その瞬間の景色に、永遠を感じます。光の反射が絵の構図全てを支配しているかのような存在感があり、光に誘われて、自分も一瞬この世界を離れたような気さえしました。瞬間即永遠をこの絵を通じて感じます。余談ですが、ターナーの光の使い方が後世の印象派の画家たちに影響を与えたことはこの絵を見れば頷けるのではないでしょうか。



最後に、アメリカ抽象表現主義の代表的な画家でアクションペインティングで有名な、ジャクソン・ポロックの作品です。この作品の第一印象は、『爆発』とか『宇宙』でした。しかし、ずっとこの絵を見ていると不思議に、ただ絵の具を叩きつけただけでなく、絵画全体のバランスや、線の強弱のつけ方、曲線と直線の対比、黒、白、灰色のコントラストなど、見れば見るほど、見事なバランスに引き込まれていきます!!最初の印象が激しいだけのものから、次第にバランスの良さから穏やかにさえ見えてきて、ずっと見ても飽きない絵だなと感じました。


興奮して絵の感想を書いていたら、こんなに長文になってしまた( ;´Д`)笑 200枚以上の世界第1級の絵を見て、本当は全部の感想を言いたいのですが、時間的にも体力的にも不可能なので今日はこのへんにしておきます。  By Ken