こちらの勾玉は、弥生期中期からの 宇木汲田の勾玉! 勾玉の主流と感じてます^ ^ 権力の象徴として糸魚川翡翠の最上級のヒスイ素材を使って古来からの手間かけて製作したすばらしい逸品です。
特徴として頭部を立体的にして首の部分の切れ込みと尾にかけてまるで胎児を思わせる形状です。
古墳期には獣形・丁字頭など色々なデザインが出てきましたが、始まりはこの型が原型だと思っております。
また争い権力の象徴のものから、政治安定した融和型のアクセサリー化(贈答)に移っていったのが古墳期に始まる翡翠勾玉の形状かと思っております。
弥生期中期から古墳前期はふっくらした大きな形状から、いいヒスイがだんだん枯渇してきたのかコンパクトでいい品質の翡翠を削り厳選し、政治的にもたくさん製作せざるを得ない現状があって枯渇の原因かと思いますね。
勾玉たくさんの製作地は主に出雲、奈良、九州一部だと思われているようです。
前にも考察したように、いい品質を採掘、時間をかけて運ぶ(糸魚川から九州唐津まで)意味あるのは、当然発言できる力のある権力者がいる地域に限られていると思います。偏った考えですが、製作地には主人に値する王族または首領がいた可能性が高いと思っております。
ところでこちらの勾玉はアップルグリーンで薄緑のきれいなロウカン質です。
孔穴は両側穿孔で厚く硬いヒスイを石、砂の細かいものをまぶし使い、手作業ではるかな時間かけ製作されたのが孔穴の摩耗具合が物語っております。頭の立体感は、自然に出来る形状なのかもしれません。
しかしこちらは前のと比べると石筋がほとんどない、いい材料使ってる宇木汲田型だと思います![]()
頭両側穿孔






