今年のお正月も、元日はアピタ名古屋南店、3日はアピタ阿久比店で「四神」さんによる新年ライブを開催しました。
もうすっかり恒例となったこのライブ。
お客さまから、「今年もあるの?」と問い合わせをいただくほど好評です。
もちろん今年もすでに「次はいつやるの?」と、ライブ後に問い合わせがありました。
実は、わたしは今年、IPRに入社してから初めて私用によりお正月休みをいただきました。
なので、今年の「四神」さんの演奏は聴いていません。
また来年も聴けるし♪と思っていました。
5月17日 15時29分 「四神」主宰 伊藤弘典さんが永眠なさいました。
聴けなくなってしまいました。
浮かぶのは、太鼓を打つ伊藤さんの背中。
汗の浮かぶ笑顔。その白い歯。
演奏の間に見せる真剣な眼差し。
そして、お話するときの穏やかな口調、微笑み。
もう何年もお正月には聴いていた「四神」さんの太鼓。
元日の1回目のステージで伊藤さんが打つ一打目の神聖な音に、毎年心洗われていました。
打楽器の音がすきなので、いろいろな太鼓のライブにも足を運ぶわたしですが、「四神」さんの、伊藤さんの打つ音は、うまく言えませんが、ほかのどことも誰とも違う、身体を突き抜くような胸を抉るような迫力と、哀愁を感じずにはいられない、そんな音でした。
それは「四神」のみなさん、伊藤さんの姿勢や人柄、人生が表れるからなんでしょう。
わたしは年に2度ほど仕事で関わってきただけですが、わたしにとって「四神」さんは心を震わせてくれる貴重な存在でした。
でした。などと過去形で書くことも本当は嫌で仕方ないんです。
去年のお正月には、伊藤さんとはじめてちょっとだけ、仕事の業務的な会話でなくマイケル・ジャクソンについて雑談をしひそかに嬉しかったわたしは、これから機会をみつけてもっと話しかけ友達になっちゃおう!と極秘作戦を練っていました。
勝手に、仲良くなれるような気がしていました。
神様は素晴らしい人を自分の側に置くんだそうです。
伊藤さんは神様に愛された人です。
そりゃそうだ。いつもとびきりの笑顔で、優しく話してくれて、なんでも「大丈夫ですよ」「いいですよ」と言ってくれて、胸に響く太鼓を打ってくれる、そんな伊藤さんがいつも側にいたら神様もしあわせだ。
そういえば、仕事の際、どんな状況でも無茶振りでもいつだって伊藤さんは「いいですよ」「大丈夫ですよ」と笑ってたな。
いつも「もーやだ」「つかれた」「ねむい」しか言ってないわたしは、ちっとも神様に呼ばれません。
だから、向こうの世で伊藤さんにまた会えるのはもう少し先になるんだろうけど、わたしのこと覚えていて欲しいです。
大きな体の伊藤さんだから、わたしはすぐに見つけます。
そして、今度はもっと積極的に話しかけて友達になります。
ぜったい。
頭がまとまりません。
とりとめのない文章でごめんなさい。
そして、書いているとまた思い出します。
今年の元日の演奏の後、お客さまよりこんなお言葉をいただきました。
「ずっと体調が優れなかったけれど、四神さんの演奏を聴いたら体が軽くなった。ありがとう。」
と。
「四神」さんはいつも演奏中のMCでこんなことを言います。
「僕らの演奏でしあわせを皆さまに分けられたら」
伊藤さん、ご自分の身を削ってみんなにしあわせを分けていたのかな。
伊藤さん、また会える日を楽しみにしています。
友達になってコーラで飲み明かしたり、どんちゃん騒ぎできる日をたのしみにしています。
そっちにはわたしの親友じゅんこが待ち構えているはずなので、まずじゅんこと仲良くなっててください。
マイケルとも知り合っておいてください。
あと、「四神」のメンバーのみなさん、あんまりみんなにしあわせ分けすぎないでください。
今後の活動、応援しています。
こんなに関係的に遠いわたしでも沈みがちなのだから、伊藤さんに近しい方々のお気持ちははかりしれません。
個人的なきもちを書きなぐってすみませんでした。
伊藤さんのご冥福を・・・ なんてコトバ言いたくありません。
楽しくいてくださいね。
団子頭