アイデンティティの喪失 | *Yippee!* ~いっぴー的ナニワにっき

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大阪を中心に全国各地を旅して遊んで食べまくる日記 with 10年連れ添った相方M崎氏♪ たまにインド・パキスタンの話や妊活の話もしてます。

婚姻届を提出して
1ヶ月が経ちました。

いろんな人から
「新婚生活はどう?」と聞かれますが、
どうもこうもなくって、
前から一緒にいるので、
全然どこも何にも変わらないDASH!

『やっと2人一緒になれたのねラブラブ
嬉しい~ラブラブ! キャハドキドキ
なんつー恋愛初期チックな
甘ったるいもんは、残念ながら
これっぽっちもございませんので
ご期待に添えなくてすみません。


さてさて、、
「婚姻届を提出」というのは、
相手の籍に入るってこと。
すなわち、私の名字が変わった
ということですが、私自身はできる限り、
旧姓で名乗り続けたいと考えてるのです。

姓が変わるのが嫌、
ということではありません。
変わるのを承知で
婚姻届に記入をしたんだし。


しかし、覚悟を決めてはいても、
いざ変わってしまうと、
何とも言えん気分なのです。


自分が自分でないような感覚。
心の奥底が、少しずつ
削り取られていくような感覚。

何より、新姓で名前を呼ばれたときの、
あのむずがゆい感じ。


私の名字、堅い感じで
嫌だなー汗とずっと思ってたけど、
今になって、手放すのが
惜しくなってきてしまった。

だってね、よく考えてみたら、
名前って、生まれてから今まで
一度も無くさず持ってるものだもの。
そういうのって、他になかなかない。

目に見えるものでもないし、
手で触れるものでもない。
でもずっと持ってるもの。


それが、たった1枚の紙きれだけで
あっという間に、変わってしまう。


何だか、この名字とともに、
私が今まで必死に築いてきた
26年10ヶ月の歴史も、
いとも簡単に消えて
無くなってしまうような、
そんな感覚が覆い被さってくるの。


まぁ、そんな大げさに言うほど
私が立派な道を歩んできたとは
到底思いませんが…。


『アイデンティティの喪失』
とでも言いましょうか。

私が一体何者であるか、ということが
最近、ときどきわからなくなります。



こんなバカなわがままを言って、
M崎氏には大変申し訳ない。
彼のことは本当に大好きだし、
家族になれたこともとても嬉しい。
誰をも傷つけるつもりは
毛頭ありません。

でも、今のところは、
変わらないままでいたい気持ちなのです。


なので、これから出会う方々にも、
すでに私をご存知の方も、
引き続き旧姓で、よろしくお願いいたします合格



いっぴー こと イワタニマサコ