既にお気付きの方もおられるかも知れませんが、
このところ、私のシロマルベース金山店への訪問の多さが顕著なのは、もともとシロマルベースラーメンが大好物、という理由だけでは決してありません・・・。


我らが一風堂シロマルベース金山店の
石原隆史店長が、この春の新年度人事異動で転勤となってしまいます。


思えば、2010年9月29日、ここのお店が新規オープンして以来、ずっと私はこの味、お店が大好きで通い続けて来ました。

河原成美会長のDNAを色濃く継承する伝説の大幹部の一人、和田響氏率いる一風堂 金沢香林坊店にて修業を積み、
その後、福岡の大名総本店、岡山店、倉敷店など数々の名店を渡り歩き、名古屋・金山店へと着任されました。

当時は石原さんと共に、盟友だった三角虎次郎さんらもおられ、味はもとより、彼ら若きエースらの躍動感溢れる活躍に、客であるこちらまでもが感化されてしまい、暖簾をくぐるのが毎回楽しみで仕方ありませんでした。そして、その思いも、お店の有り様も、未だ変わらずDNAとして継承され現在に至っており、私自身このお店に今現在も通い続けています。

石原店長とはその時に出会って以来、かれこれ9年近くのご縁を頂いています。

途中、大阪の梅田店、東京のソラマチ店など各地の店舗等への転勤を経て、数年前に金山店に戻って来てくれた時には、懐かしさと嬉しさで歓喜したものです。

少し個人的な話になってしまいますが、9年前といえば、ちょうどその時期に私は結婚をし、転職もし、子供にも恵まれ、また公私共に重大事件も複数起き、私自身、大きな転換期を迎えていました。


元来のラーメン好きが高じて、旅行先や出張先等で日本全国各地のラーメンを食べ歩き、一周廻って『一風堂』に再び辿り着いたのがこの時期でもありました。

その大いなるきっかけを与えてくれたのが、まさにこの『シロマルベース』の味でした。


『一体何なのだ、このラーメンは!?』


美味い。美味し過ぎる・・・。
これ迄食べて来た自分の中のラーメンの概念を根本からひっくり返されてしまった、そんな思いでした。


それから改めて一風堂本町通り店(現・名古屋本店)にて赤丸・白丸を数年振りに食べて感動し直し、河原会長の本や関連本を読み漁り、
そればかりかお店の内外装、スタッフ、果ては経営方針等に至る迄、あらゆる点に於いて、
改めて一風堂の方向性、クオリティ、ポテンシャルの高さをまざまざと再認識させられる結果となりました。

『どうして今迄、一風堂のこれだけの凄さに気が付かなかったのだろう・・・』

と、自らの概念の稚拙さに愕然とさせられました。

つまり、私にとってここ、シロマルベース金山店は、大いなる変革のきっかけをくれた
『革命的なラーメン店』なのです。


そしてそこにはいつも、石原さんの存在がありました。

前述の様に、石原さんがこのお店を離れていた時期もありましたが、その間もずっと石原さんが構築しておられたシステムや精神は脈々と受け継がれ、再び石原さんが戻って来た際も何の違和感も無く、まるで阿吽の呼吸の如く再びリンクしていました。

温情派で誰からも愛され、でもいざ仕事となれば他人にも自分にも厳しく、スタッフから信奉されている石原店長。

気持ちの切り替えが早く、セルフコントロールに優れた方でもあります。

同時に、業務のコントロールにも長け、あらゆるポジションに於いても店舗全体を把握し、常にベストな状態を維持する事の出来る方です。

おこがましくも、私よりずっと年齢的にはお若いのに、まるで兄貴の様に、理想的上司の様に感じさせてくれる、不思議な存在の方でもあります。

キラ星の如く居並ぶ力の源ホールディングスの幹部の方々の中で、私が最も敬愛する方のひとり、それが石原隆史さんです。

ここ迄書くと『このQBって奴はゲ◯なんじゃないのか?』などと誤解されてしまうかも知れませんが、
😅
私はあくまでノンケ、ノーマルであり、妻子もおります。

真面目な話に戻りますが、一風堂を通じてこの「石原隆史」という凄い人物に出会えた事に改めて感謝し、同時に今後益々の氏の飛躍を願って止まない者であります。


何と転勤先は、あの一風堂イクスピアリ店❗

言わずと知れた東京ディズニーランド・舞浜駅イクスピアリにある、全国屈指のお店です。

謂わば栄転も栄転、大栄転です。

とても残念ですが、氏の栄え有る未来への
華々しき飛躍の旅立ちでもあります。

せめて残りの金山店での在任期間、足繁く通わせて頂き、笑顔で見送りたいと思います。

ただ、べつに石原店長が死んでしまう訳でもないですし、金山店やシロマルベースラーメンが無くなってしまう訳でもありません。

でもやっぱり、寂しくなる事には変わりありません。

『春は出会いと別れのシーズン』とは申しますが、
何だか今年の春は、やたらと変革の春に感じます。

実は今回の石原さんの件以外にも、私にとって長年ずっと普通に存在していた筈のあらゆる身の回りのものが、終焉を迎えつつあります。

往くもの、来るもの・・・・・

新元号、東京オリンピック、先行き不透明な我が国の行く末・・・・・


まるでかつて経験した1990年代における世紀末不安の再来、いやそれ以上とも思える
この大変革期。


今迄普通に身の回りにあった、

大好きな建物、大好きなシステム、大好きな人、大好きなお店、大好きな商品、大好きな食べ物、大好きな月刊誌、大好きなテレビ番組やラジオ番組・・・

つい先日もまた幼少時から行き付けにしていた近所のとあるお店が
永年の経営に幕を降ろし、閉店しました。

また、ここ数年だけでもいったい幾人の友人知人が逝去した事か・・・


そして私事ですが、実はこの春まもなく、
私が生まれ育った実家の母家の取り壊しが決定しています。


年端のいかぬ子供じゃあるまいし、と一笑に付されるかも知れませんが、
亡き父が建ててくれた、想い出の一杯詰まった母家がこの地上から消滅するのは、まるで父の形見を失うかの様で、私にとっては身を切られる程辛い事です。


諸行無常とはいうものの、それ迄の常識がこうまで一挙に
折り重なる様に喪失されて行くのには、
戸惑いを通り越して泣き叫びたくなる思いです。
😢


そんな折、ディズニーの
『プーと大人になった僕』

をレンタルDVDで観ました。

今更ですが、これ、すごく泣けますね。。もっと早く観ればよかったと後悔しています・・・。

特に、日々の仕事に忙殺されているサラリーマンや、妻子を持つ男性にはたまらない映画だと思いました。

ユアン・マクレガーといえばスター・ウォーズのイメージが強いですが、普段の彼とはまた違った切り口での熱演が光ります。

あと、その奥さん役と娘さん役の方の演技も素晴らしいです。『家庭とはかくあるべきもの』と再認識させられます。

何より、プーさんと森の仲間たちがカワイイ。可愛い過ぎます。CGもここ迄来たか、という質感も凄いです。彼らの一言ひとことの台詞も、稚拙なのに実に奥深く心に突き刺さります。

ふと人生を振り返る機会には絶好の映画だと思いました。

少なくとも私自身はこの映画のお陰で、かなり救われた気持ちになれた気がします。

生きて行く上で本当に大切なものは何か、改めて考えさせられる映画です。
ちょうど現在、準新作DVDで100円でレンタル出来ますので、ご興味のある方は是非ともご覧頂ければと思います。




話は戻りますが、

諸行無常

会者定離

森羅万象、世も人も常に流水の如く流れたゆたい、
出会いと別れ、喜怒哀楽、悲喜交々を繰り返し、
我々は皆、次のステージへと巡礼して行きます。

でもその中で、決して忘れてはいけない
大切な事象があります。

人間というものは実に愚かな側面が誰しもあり、
日々を生きるのに精一杯な余りに、
自らのあらゆる行為をさも正当化しつつ邁進するあまり、
いつの間にかその中の核心にあるべき『最も大切なもの』を忘れかけてしまう事がしばしばあります。

まさに
“仏作って魂入れず”。

かく言う私もそんな愚者のひとりです。


石原さんとの出会いと別れを始め、
この人生の激動期における幾多の大波を乗り越えて、
その『大切なもの』を決して失わず、
倹しくも日々の生活に感謝し、人生を歩んで行かねば、
と改めて思う次第です。

そしてもしその『大切なもの』を失いかけそうな危機感を感じた時には、
この「プーと大人になった僕」
の様な映画を観るなどして、その思いを取り戻して行きたいと思います。

インターネットという革命的なシステムが登場して以来、
便利になった反面、ほぼ同時期に迎えた、
世の中のありとあらゆる「常識」の変革期も手伝い、
全てがデジタル化していく中で、人間らしくあるべき「アナログ的な良さ」や、体温が直に感じられる様なコミュニケーションの機会が徐々に失われつつある気がします。


デジタルアイテムを有効且つ適度に駆使しつつも、
アナログチックな“血の通い合った”コミュニケーションに主眼を置く事こそ、
これからの時代に於いて重要なのではないかと思います。

私は一風堂に来ると、いつもそうした温かさに出会える・・・
それがとても嬉しいです。



昔あった人気バラエティ番組のキャッチコピーで、

『ここへ来れば幸せになれる』

というのがありましたが、



どんなに時代が流れようとも、
心の通い合う温かいお店と、
真心のこもったラーメン。

ただ単に美味しいだけでなく、

ここへ来れば温かい心遣いと温かいラーメンに会える。

人々にとって一風堂が、ずっとそんなお店であって欲しいと願っています。

微力ではありますが、今迄も、そしてこれからも
一風堂及び力の源ホールディングスを応援し続けております。

同時に、客としてのこれ迄の感謝を込めて、
いつもの如く、敢えてスラングな言葉で謝辞を申し上げます。


ありがとう❗


駄文、長文につき大変失礼致しました。
最後迄お読み下さり有難う御座いました。