透析中に担当看護婦近づいてきて
シャントの血流量が悪くなってます。
シャントを作った病院で検査してもらいましょうよ。
いやだ。手術したって治るもんじゃないし、もう透析やめたいよ。
でもやめるわけには行きませんよ。
もうおれは死んだっていんだ。いやもう死にたいんだよ。
でもこのまま何もしないで置くともっと悪いことが起きる可能性がありますよ。
可能性でおれにまた手術を薦めるのか。俺はね、自分の人生で医者が薦めるままに
手術をしたり、検査をしたり、結局それでこんな体に立っちまった。もういいよ。
当然看護婦は困惑。つらいのは解ります。患者さんは皆さん、もう辞めたいっておっしゃいます。
そうね、私も分かってるようなことをいっても、患者さんの本当の苦しみは理解できてないんですね。
そういって目に涙を浮かべる。
そんな手には乗らないぞ。
また今度お話しましょう。
俺だって看護婦を困らせるのは心苦しい。
だけど、また入院というのは勘弁してほしい。
でもその時がきたら入院するのだろうが。