医学会が終末胃ろう問題を考え始めた。
胃ろうとは食物を口から摂れなくなった人たちが
胃に直接穴を開けてチューブで栄養を取り込む
医療方法のこと。
痴呆老人や植物人間状態になったら胃ろうを行う
ことが多い。
誤咽(えん)が起こりにくいので肺炎などの
心配がなくなり、感染症な危険も少なくなる
しかし、意識のない人へただ延命のための胃ろうは
いかがなものか?
実際俺の兄貴も糖尿病から脳梗塞、両足壊疽の末切断
意識があるのかないのか、口がきけなくて
胃ろうの末、5年以上寝たきりで死を迎えた。
俺はそれを辛くて見ていられなかった。
両足切断、意思表示の出来ない体で
栄養を胃に直接送り込まれて生きて喜びがあるのか?
ただ、目は見えてるのか時々動く。
一応家族の了解を得て、医者は生かしてくれた
が、尊厳ある終末を考えると
深く考えさせられる問題だ。
俺は痴呆とか意識がなくなったら
医療をほどこさず、静かに死なせてほしいと切実に思う。