削除されるか・・・この作品。
どこまで表現が許される?
母の三回忌が無事終わって四日が過ぎていました。
私の夫は単身赴任で九州に行っているのです。
でも今回は残念ながら仕事の都合でどうしても
参加できないと戻ってこなかった。
仕事ならしようがないと納得しました。
今のご時勢、無理に休みを貰ってリストラの対象になっても
かなわないと思うのです。
子供はようやく幼稚園に行くようになりました。
単身赴任した頃は無理をしても
月に2度3度と家に戻ってきた夫が
最近は子供の顔を見に来るもの月に一度になっているのです。
正直、セックスレス夫婦になってしまっています。
だから私は今回の3回忌に夫が帰ってくるのを
心待ちにしていました。
久々にベッドを共にできるんだ。
抱いてもらえることを楽しみにしていたのです。
新しく買ったかわいい下着を着けて待っているのに・・・
でも、帰ってこなかった。
彼は浮気をしているようなのです。
あるとき夫の背広のポケットに見つけた小さな紙片。
直感でピンと来ました。
几帳面な折り目の紙片に小さな文字で書かれた
「こないだは楽しかったです」の女文字。
その場では問い詰めることが出来ませんでした。
夫を信じたかったし、聞いて事が大きくなることも
恐かったのです。
お酒を飲んだだけかも知れないし、カラオケに行ったのかも知れない。
会社の部下を連れて一緒に。
単身での生活は味気ないでしょう。
独りアパートに戻って独り晩酌しても。
寂しさを紛らわすためにまさか肉体関係まで?
法事が終わっても義父は家にしばらく泊まることになりました。
義父もお母さんをなくして一人暮らしで不便な生活をしてると言うし
孫と一緒に遊びたいのだろう・・と軽く考えてました。
部屋で喪服を脱いで着物を衣文掛けにかけているときに
視線を感じました。
そこには孫を抱っこした義父が立っていました。
「ママは今お片づけしてるから、お爺ちゃんと遊ぼうね」
「あら、すみません。卓ちゃん、も少し待ってね」
キャミと下着姿のわたしを見て
義父は「真佐美ちゃんはスタイルがいいね。卓のママは綺麗だねえ、いいね」
まさか義父が私にそんな気持ちを持ってるなんて想像もしていなかったし
義父とそんな事になるなんて油断してました。
つづく