今日はカリンちゃんの大泣き事件があった。
何でも彼と喧嘩して別れたとかで、舞ちゃんの部屋で酒を飲みながら泣いているのだ。
舞ちゃんが酒を勧めたのだろうか。
「男なんて忘れちゃいなさいよ。身勝手で自分の事しか考えてないんだから・・」
「でも・・・え~ん。私がイヤだって・・ひっく」
「だから忘れてしまいなよ。世の中半分は男なんだから」
原因はなんだか解らないが、あの男に代わる奴なら沢山いるだろう。
「男なんてやりたいだけで付き合ってる見たいなやつが多いんだから」
「うん、。・・ひっく、お姉さんの彼氏もそうなの?」
「私は特定の彼氏は作らないもの。好きな人はいるけど・・相手も遊び人だし、結婚なんて考えてくれないだろうし・・」
「舞姉さんも寂しいのね」
「寂しくはないわ、あ、そうだ!カリンちゃん気持ち入れ替えてアルバイトしてみない?」
「バイト?」
「ええ、実は私、出張マッサージのアルバイトしてるの。秘密よ」
「マッサージ?」
「本番無しのホテトルね。お金は貯まるし、男を見る目は出来るし・・」
「危なくないの?」
「ちゃんとしたお店だから全然安心よ」
「へえ、何をやるの?」
「お店で・・・お店って言ってもマンションの一室で時間つぶして、電話が着たらホテルなりその人の部屋に行って手と口でサービスするのよ。ちゃんと部屋の外にお店の人が待っててくれるから問題ないわ。変なことされそうになったら緊急コールすれば止めに入ってくれるシステムになってるから」
「セックスはしないの?」
「私はやらない。最初にそういう契約したから」
「やらなくてもいいの?」
「どーしてもやりたい男なら途中でチェンジしてもらうのよ。やりたがりのおばさんとかお茶ひいてるお姉さん達の出番になるのよ」
「へえ、そうなの」
「カリンちゃんならナンバーワン間違い無しよ」
「いくらもらえるの?」
「私は折半。一本二万円なんだけど、そのうち私は一万、お店が一万ね」
カリンちゃんやる気になってきた?しかし、一人ではなくて一本と数えるんか。
「お金が欲しい人は本番やってお店に2万、本人が3万らしいけど・・詳しくは知らない」
そこで舞ちゃんは立ち上がって預金通帳を持ってきた。
「わー、凄い」
「内緒よ。もっと貯まったらお店やるのが私の夢」
「へえ、そうなんだ」
舞ちゃんの夢語りが始まった。
「小さなお店でいいからネイルショップとかランジェリーショップとかやりたいの。ううん、詳しくは決めてないけどとにかく自分のお店。女の子2・3人雇って・・・」
「ふーん、凄いねえ。あたしもやってみようかな」
「ウン、紹介するよ。やっぱりああいう店って若い子が大事なのよ。若さと可愛さで客を呼んでやるのはブスとかおばさん。だから若いうちにかせがないと先が見えてるって感じ」
「今日は泊めてもらっていい?」
「いいわよ、一緒に寝ましょ」
とキッスした。
カリンちゃんもそれに応えて舞ちゃんの胸に手を伸ばす。
カリンちゃんが都会の汚れに染まって行くようで、ちょっと悩んでしまうが、わしの力ではどうしようもない。
相談を受けたわけでもないし・・・成り行きを見守るしかないのかなあ。