先日の兄の不幸で斎場の方が「お兄さんのご出棺の時に流す曲は何がいいですか?」
と聞かれたので、兄弟で話し合って さだまさしの精霊流しをお願いしました。
長崎の精霊流しは華やかに飾った山車?のような物を作り上げて死者にお縁のある若手の男たちが
10人・20人で港まで押していって海に流すんです。
途中はバンバン爆竹を鳴らし、矢火やという花火を打ち上げ、ドラを鳴らしながら・・・
掛け声は「チャンコン!チャンコン!ドーイドイ!」
チャンコンはドラと鐘の音を表現します。ドーイドイはヨイショ、どっこいしょの意味か。
その精霊船は全体で大体5mから7mくらいの船で、大型のものはそれの連結型など。
提灯で飾り、花を飾り、帆を立て、・・・・それこそお金のかかる300万~500万を一夜の為に使います。
どう文章で表現すれば理解してもらえるか・・・灯篭流しとは別世界のもんなんです。
さだまさしの唄は静かに始まりますが、実はあの唄の裏には「あの華やかさ・喧騒」が隠れているのです。
無論さださんは長崎の人ですから充分に理解していて
精霊流しは華やかに始まるのです~
と唄っています。
出棺の際に静かに流れる精霊流しの曲。涙しました。ああ、やはりいい曲だなあ・・・・と。
でも司会の女性が「・・・おうちの前を流れる川に静かに貴方の精霊流しをしてお別れします・・・」
と雰囲気を盛り上げる?ためのナレーション。???ちが~う!長崎人はそんげんしょうろう流しはしぇんバイ!
と思わず心の中で突っ込んでしまいました。
中国のお祭りの色が強く入っていてあのイメージは実際に見たことがない人は理解できないでしょう。
我が一族はみんな長崎を離れてしまったのでおそらく来年の精霊流しを出すことはないでしょうが
お葬式でちょっとしらけた一瞬でした。兄貴も「違うとバッテンな~、しょんなかかぁ~」とお棺の中で
感じていたか・・・