転校生に関する思い出 | ふりちんの寅のブログ

ふりちんの寅のブログ

エロ妄想記事が削除されますので、アメンバー限定にさせてもらいます。
興味のある方はドンドンアメンバー申請してください。
R18でしょうが年齢の審査のしようがありませんので、基本は誰でも認可します。どんどんアメンバー申請してください。

ブログネタ:転校生に関する思い出 参加中
本文はここから


俺は転校の経験がない。

人見知りの激しい性格なので自分は転校には耐えられなかったろう。

そういう意味では幸せな学生生活を送ることが出来た。

小学5年の時に仲のよかった友が転校した。

親同士が仲良く付き合っていた為か、何度も文通をし、俺が大学で上京したときも訪ねていったりした。

今は音信不通。

小学6年生の時に中のよかった男の子が転校していった。

毎日バカなことを言って笑いあった友?であったが、転校してしまうと手紙のひとつもやり取りしなかった。


思い出多いのは転入生。

見知らぬ制服は可愛く見える。

何度かこのブログにも登場したバレー部の女の子。

いわゆる俺の初恋の女の子です。

明るい性格ですぐにみんなのアイドル的な存在となり、すぐに学校に馴染んだと思う。

そのケースはむしろまれだと思う。


なんとなく思い出すのが岐阜から転校してきた女の子がいた。

丸顔の子だった。


俺の実家は(大人になって知ったのだが)、水商売の人が多く住んでいたらしい。

割と近所に越してきたらしい転校生と年頃の気恥ずかしさと人見知りの性格が手伝ってか

すれ違っても挨拶も交わさなかった。

ある雨の降る日に下校途中に帰り道が一緒になり「うちY、転校してきて一度も話してくれてないね」

と言われ「え、そうだっけ?席離れてるから」「うちA君ちの近所なんよ。帰りによってよ」

という会話をし「数学が遅れているから」理由でと帰りに寄る事になった。

彼女の家は長屋の一番手前で、小学生の頃よく遊んだ友達がいたことから家の作りは

解っていた。(長屋独特の玄関入るとすぐに居間があった)

「汚いけど、上がって」といわれて靴を脱ぐと居間の長押に毒々しい色の下着が沢山干してあった。

「ごめん、おかあちゃんの洗濯物よ。うちのと違うから勘違いせんでね」

俺が慌てて下をむいたものだから彼女も慌てて否定した。

俺の見る母親の下着は白かベージュしかなかったから。

数学の教科書を出して「前の学校ココまでしか習ってないのに今の学校もうここ教えてるでしょ?

この間を自分でやらんといけんの!数学苦手やし、教えてよ」「ああ」うつろに答えた俺の背中に

「あんた、Y子のボーイフレンド?」かすれた女のタバコ臭い声がした。

「ちがうよ、お母ちゃんあっち行ってて!」

振り返ると髪を赤く染めた女がタバコを横咥えにしてスリップ一枚で立っていた。

「あ、あの、クラスメイトのAです。勉強教えてって・・・」

「ふ~ん、仲ようしてやってね。うちの仕事で転校ばっかしやから、勉強ついていけてへんらしいから。あんたも

しっかり教わり!一人じゃ勉強も出来ひんのやから、全く」

そう言うとふすまの向こうに消えていった。

後ろ姿にスリップから透けた紫色の下着が目に焼きついてどきどきした。

教科書は開いたもののどう教えていいのかわからずに「教科書に書いてある通りに一応やってみたら」


と言うのが精一杯で「おトイレ貸してくれる?」「その廊下の奥よ」


雨の日で洗濯物が表に干せなかったのだろう。


俺は湿った洗濯物を手で除けながらおトイレに行った。


トイレのゴミ箱には女性の生理のそれに血がついたものが無造作に覘いていて吃驚した。


部屋に戻って彼女の隣で宿題を一緒にやって「残りは自分で順番に教科書どおりやれば解るさ」


「はん、自分でやるしかないか」と会話をしてると


「ほんならうち、仕事いくからゆっくりしていってね。Y子冷蔵庫に昨日お客さんから貰ったケーキ


入ってるからお友達と後でたべてな。今日も先に寝ててええよ、遅なるやろし・・行って来ます」


さっきとは打って変わった着物姿のあでやかな女がしおらしく腰をかがめて出て行った。


「今のおねえさん?さっきの下着姿の女の人は・・・」


「お母ちゃん。おんなじ人よ。あははは・・吃驚するでしょ。化けた方がうまいのよ、あの女」


「へーえ!キレイな人だね」


「何がキレイよ!化粧が上手なだけ、嫌な女や・・・クラブSって知ってる?この市じゃ一番


流行ってるお店らしいけど」


むろん俺はそんな夜の街情報など知る訳もなく


「ふ~ん。お母さんはホステスさん?お母さんの事嫌いなの?」


「そう。大嫌いや。でもみんなには黙っとってね。」


「ああ」彼女とは何事もなく別れ帰宅した。


何か期待してた人にはごめんなさい。


うちに帰ってもその子のことは話題にも上げなかった。


俺の母親は「あんた変な色に染まったらいけんよ」と言うのが口癖で、なんとなく秘密にしておいた


方が良いと俺の勘が働いたのか。(スリップ一枚の女の姿がそう感じさせたのかも)


その後学校でもあまり話をすることはなかったが、Y子は3学期を待たずして転校していった。


転校の挨拶もなしに学校に来なくなったY子にその後噂が立った。


Y子のお母さんと町の鉄工所の男と浮気して、男と別の県に逃げたというのである。


忘れた頃に俺のうちにY子から手紙が来た。


「数学教えてくれてありがとう。 A君とはもっと話ししたかった。 A君があの時会ったのはお母ちゃんの


妹です。 うちのお母ちゃんは本当にキレイな人でうちが5つの時に死んでしまって、あの人がおかあちゃんのに


代わりにお母ちゃんやってくれてます。 嫌いやけど学校卒業するまではお母ちゃんです。 今の家からは海が


見えます。 夏に遊びに来てくれれば案内します。 待ってます。」


なぜ俺に手紙が来たのか不思議だったし、住所も違っていた(それで随分遅くなったのかも知れない)


俺は返事も書かず忘れてしまった。


悪いことをしたのかも・・・俺がもっと大人だったら違う対応できたかも知れない。


転校生と聞くと明暗を感じてしまう。


暗はY子しか知らないが・・・