今日から10月です。
月に一度、ブログを更新するのもやっとなのに毎日更新されている方は本当にすごいですね。


人の優しさに触れ、ありがとうの気持ちで広がっていく温かいエネルギーをこれからもたくさん受け取って繋げていきたいと思った9月でした。今月も感謝の気持ちを忘れずに、笑顔で過ごせるようにしたいと思います。


さて。
教育業界は、3月が年度末で4月が新しいスタートになるので、年末よりもこれからの下半期(10月から3月)が繁忙期です。特に幼稚園・小学校受験は今月から試験が始まりますから、幼稚園や学校も行事やイベントに加えて試験本番とお忙しい時期に入りますね。これから試験を迎えられる保護者皆さま、体調管理に気をつけて、本番まで規則正しい生活を続けて下さいね。


今日は語彙力についてのお話。
0歳から6歳までの幼児期は、家庭での生活・親や家族との関わりのすべてが人間形成の土台となります。規則正しい生活リズム・ルールやマナーを学ぶ・食事や衣類の着脱・排泄といった身辺自立のほか、学力に影響してくるのは《語彙》です。

「小学校低学年の学力差の大きな背景に語彙と量と質の違いがある」「語彙は全ての教科等における資質・能力の育成や学習の基礎となる」小学校学習指導要領に記載されているとおり、学校教育でも語彙を豊かにする指導を目指しています。


ですが、1年生の時点で豊かな語彙を持って入学した子と、そうではない子、そこで既にに差がついているとしたらどうでしょう?入学時にすでに差がついている訳ですから、学力差も出てきて当然といえます。


小学一年生で、成績上位の子の語彙力が約7,000語に対して下位層の子は約2,000語程度というデータがあります。入学するまでの6年間ですでにこれだけ差が出てしまうのは何故でしょうか。

幼児期の過ごし方が大きく影響していることは、保護者の皆さまには何度もお伝えしてきましたが、親子の会話、絵本の読み聞かせ、ごっこ遊び、食卓を囲んだ家族の会話、プリント学習など子どもの語彙数は飛躍的に伸びていきます。テレビやゲームなど一方通行の言語情報ではなく、言葉による親子のやり取りがとても重要です。


先生の話している内容がわからない、問題の意味がわからない、勉強することがつまらない、考えることも面倒くさい、成績が下がる、学校に行きたくない、負のスパイラルに突入しないよう、幼児期の6年間に学力の土台・思考力の土台となる《語彙》の引き出しをいっぱいにしておきたいですね。



さあ、下半期の始まりです。
来年度の学年を意識しながら、残りの半年を過ごしましょう!