もし、成績という軸だけで子どもと接するのをやめたければ、

明日から子どもに教えるのではなく、

子どもの耳に傾けることです。

叱る、褒めるのどちらでもなく、

ただ「聞く」のがポイント。

      ---東京大学名誉教授  上野千鶴子先生--

 

 

お母さんはとても忙しい。

いつも時間に追われていて「早くして」「急いで」「遅れちゃうよ」このセリフ、誰でも一度は言ってしまいますよね。

 

 

時間にゆとりをもって行動しましょう、前もって準備をしておきましょう、、、わかってるけれどできないこともしばしば…

 

 

でも、子どもの話を聞くことはできますよね。

どんなに忙しくても、料理しながらでも、最悪、仕事のメールを返信しながらでも、我が子が話していたら耳を傾けられますよね。

 

 

保護者から「先生、うちの子○○○なんです」と相談をされて「お子さんは何と言っているんですか?」と聞くと、ほとんどの方が「え.....聞いていません、わかりません」とおっしゃいます。

 

子どもの話を聞いていない、子どもに説明をしていない、子どもから話を聞き出していない家庭がどれだけ多いことか。子どもに対して「ダメでしょ!」「早くしなさい」「帰りますよ」と、一方的な指示命令をするばかりではなく、「ママは大事なお仕事があって、○時までに帰らないといけないから、今日は○時半にはここを出るからね」などと、きちんと言葉で伝えることはできているでしょうか。


 

「なんでママがこういったかわかる?」「なんでだと思う?」「もっと遊びたいけど、このまま遊んでいたらどうなると思う?」 子どもの意思を確認したことはあるでしょうか?


 

そうやって気持ちを聞くということは、子どもを一人の人間として大切にすること。そのように育てられた子は周りの人にも同じようにできるようになります。思い遣りや相手を大切にする心が育ち「協調性」「社会生活との関わり」「言葉による伝え合い」が上手に築ける子になります。


 

○○ちゃんは、どう思う?

お子さんがどう思っているのか、どんなことを考えているのか、どう感じたのか。

ゆっくり聞いてあげて欲しいです。


 


 

いっぽ