乳幼児期は、人格の基礎が形成される時期です。心身ともに安定した状態でいられる環境、愛情豊かな大人の関わりが重要となります。


何かを指さしたら「そうだね電車が来たね」「ワンワンだね、かわいいね」「葉っぱだよ、あそこの木から落ちてきたんだね」など、言葉を発する前の赤ちゃんにも、子どもの行動を言葉にしたり気持ちを言葉に表してあげて欲しいです。

感覚を働かせながらまわりの環境に興味を持ち、見守りながら声をかけてあげることで、優しく語りかける声や態度、温かく見守られている安心感などの経験から信頼関係が築かれます。

子どもは親に守られ、愛され、信頼されることによって情緒が安定するとともに、人への信頼感が育ちます。


大好きだから、かわいいからと子どもの言いなりや何でもいうことを聞いてしまう、子ども優先にしてしまうのは『優しい』とは違います。
「今日は買わないって約束したよね」泣いてもスーパーに寝転がって泣き叫んでも、親が決めたことと約束したことは一貫して曲げないこと。
家に帰ってきてから、泣き止んで我慢ができたときのわが子を「お約束が守れて偉かったね!すごいじゃない!」と笑顔で思いっきりほめてあげることがお母さんの愛情表現です。


その繰り返しで、子どもは成長し学び、大人との信頼関係を基にして子ども同士の関係もできてくるのです。

そして、相手を思い遣る気持ち、相手の気持ちに気付ける子に育つのです。