大学入試を終えて新天地へと巣立った長男の部屋にはその後も高校３年間で使用したテキスト、問題集、プリントの類いがうず高く積まれていました。
先日、私は妻からそれら教材の片付けを任命されました。彼女曰く
『塾で使えるものがあるか確認したら？あっ、要らないものは捨てておいてね』
なるほど一理ある・・・が、上手いことやられた気もします。とはいえ、どのような教材を使っていたのかは興味があります。どうせやるならと腰を据えて取組みました。
プリントはともかく、テキストや問題集については内容を確認するため目を通し、残すものと捨てるものに仕分けていきました。
もちろん、目を通すといっても数Ⅲのテキストなどは開いてコンマ１秒で廃棄行きです。ゴリゴリ文系の私にとって、それはもはや異国の書物のようでした。
途中いくつかのテキストを足を取られてしまい、結局、整理を終えるのに２時間近く掛かりました。
当然と言えば当然ですが、高校生クラスのないうちの塾で使用できるもなどほとんどありません。とりあえず自分の資料用として１０冊ほど残し、残りは紐で括って積み上げました。
果たしてそれは膨大な量でした。
それにしても意外（？）だったのは、それだけの教材に対し、全てとは言わないまでも真摯に取組んだ形跡が見えたことです。
正直、仕分け前はキレイなものがあったらブックオフにでも売ろう！！とか考えていたのですが、その殆どが買取り査定に出すのも憚られるレベルでした。
ゲームばっかりしている印象があったのですが、やっぱりすべきことはしていたのですね。こんなことならもう少しちゃんと労っておくべきだった・・・。
なんてことを考え、少ししんみりしながら車に積み込んだ私なのでした。
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