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ゴルフ系サラリーマン 上咽頭がん闘病日記

2021年3月、首のしこりが急速に巨大化
上咽頭がんの宣告からはじまる闘病日記です。

 

みなさんこんにちは。

 

2022年5月。

この頃は首のしこりが徐々に大きくなり、いよいとヤバいんじゃないかと焦り始めていた頃です。

 

ようやく6月に再就職が決まり保険証を手にできたので病院へかかったあたりのことを書きたいと思います。

 

5月に入りGWには親しくさせて頂いている数家族が参加してのイベントに子供と一緒に参加しました。

その時に参加した家族の奥さん数人が首のしこりに気づいたらしく、心配されました。

自分でも鏡を見てだいぶ目立つなぁと思っていましたが、襟で隠しても他人が見ても一目でわかるくらいに首の腫れが目立っているんだなと気づかされました。

 

その時は体調は極めて良好だし、しこり部分に痛みも全くなく、体重、食欲、睡眠なども取れており全く変わらないので多分コロナになった後遺症だと思います、とか説明したと思います。

 

後で知りましたが、悪性腫瘍そのものには傷みがあるわけではないのです。このしこりも全く痛くありませんでした。

痛くない=がんではない、体調に異変なし=がんでなない、こういった考え方は100%違いです。

がんは症状がないことが多いのです。誤った判断は早期発見を遅らせてしまうことになりかねません。

症状が全くないことが災いして発見が遅れ、もうかなり進行している状態でがんが見つかるころには深刻な状態で診断がつくといったことが本当に多くあります。

 

6月に再就職し保険証のメドがたちました。

保険証の到着はまだでしたが資格は得たので早速立て替え払いにはなりますが病院での診療を受けることを決めました。

 

近隣で割と規模の大きい総合病院を選び初めて受診。

この時点でしこりを初めて認識してからすでに3ヶ月経過してしまっていました。

この間さらにしこりも大きく成長してしまったなと感じていました。

この3ヶ月が命取りにならなければいいと思いつつ、なんとか初受診にこぎつけることができました。

 

しこりの場所は頭頸部にあたるため耳鼻科が診療科。この日は耳鼻科の先生がいないということで内科の先生が診てくれるということで内科で受診することができました。

30代の女性の内科医の先生から問診やリンパ部の触診を受け、首以外のリンパ部には異常がないが、しこりの急速な成長が心配ということもあり、翌日CTをとって見てみましょうとのことになりました。

その日は検査に耐えられる数値がどうかを判断する採血だけして、翌日のCTの予約を取り病院を後にしました。

 

翌日再度来院し、ヨード造影剤を点滴しながらのCTを生まれて初めて体験しました。

 

CTの画像結果を聞くため次の診療は1週間後になったのでした。

 

 

 

 

みなさんこんにちは。

 

いま、治療を終えて5か月が経過し、書き溜めた日記を徐々にアップしているところです。

 

この間、僕も様々ながん闘病ブログなどを読みあさり一喜一憂の日々でした。

 

リアルタイムで書き綴っているその内容は、残酷でもあり、まさに命の瀬戸際での叫びであったり。

この人は一旦どのような結末を迎えてしまうんだろうか、どうか治療がうまくいって希望を与えてください、

などなど様々な気持ちで先輩たちが綴ったブログを拝見させて頂いておりました。

 

なかには途中でブログの更新が止まったままの方や、残念ながら治療のかいもなく亡くなってしまう方のブログも拝見させて頂きました。

 

もちろん治療がうまくいって5年以上再発なく元気に過ごされている方のブログも本当に勇気を頂きました。

 

それらのブログが綴る生の記録はがんになった自分の今後を予測し、最悪のことになってしまおうとも心の準備するための本当によき助けになりました。

 

がんの残酷さ、希望とは真逆の結果、苦しい治療の末の死。

あらためてがんという病気は残酷であることを見せつけられました。

人の希望や人生を瞬く間に奪っていく、場合によっては金銭、人の尊厳をはぎ取ったうえで無用に人や家族を苦しめながら命を奪っていく感情なき悪魔だという現実です。

 

治療前ではありましたが死への覚悟や人生の見直しなどにとても役に立ちました。

未知のことや知識不足が不安を駆り立てます。

治療に向き合う不安な状態のなか、こういった先輩たちが残した生の記録がほんとうに役立ちました。

 

2021年5月、再就職が決まりあと一か月後に保険証を手にすることになりますが、この頃は間違いなく首のしこりは悪性だろうと覚悟も決まっており先輩たちの闘病ブログを読んではいろんな気持ちになり揺れ動いていた頃でした。

 

首のしこり=悪性リンパ腫

このキーワードばかりを検索してはため息をついている日々でしたが、いよいろ6月を迎え再就職の日を迎えます。

 

やっと診察を受けられる!

 

再就職しての仕事への意気込みや期待というより、不謹慎ながらやっと病院に行ける!という気持ちのほうが9:1で勝っていました。

 

 

 

 

 

 

みなさんこんにちは。

 

首にできたしこりを認識した2021年3月からがん発覚までを綴っていきます。

 

今回は首にしこりを認識し異変を感じていたのに、なかなか病院にかからなかった理由についてです。

 

2021年4月、いいかげんに病院にかかりたいと思い始めた頃でした。

実はコロナの後遺症とか仕事への絶望などあり結構メンタルがやられており、もろもろの事情で2月末で会社を退職しました。

 

ちょっと休養してからまた就職しようという感じでの退職で、このことで健康保険が未加入状態

会社の健保に任意継続をする予定でしたが、手続き上の勘違いで任意継続ができないことになってしまったのです。

 

そうなると国民健康保険に加入するべきなのですが、昨年度の収入が特需でメーター振り切っており、会社と折半でないとおそらく月額が11万くらい。

すぐに就職もできるだろうということでうやむやにして国保も未加入の状態で再就職の日まで行くことに。

 

その間にもしこりも一段と大きくなりつつあり、まったく小さくなる気配もない。

コロナ後遺症もメンタル面も復活してきたので早く就職をして保険証を手にして病院にかかりたいという思いの中で、4月中は就職面接をこなす日々が続きました。

 

いくつかの企業の面接に連敗。あれ、これはやばいなと焦りを感じていた4月の中旬、ある企業からスカウトの連絡。

この会社を受けることにし、面接2回で4月30日にやっと入社オファーをGet

ただし入社までの手続きに1ヶ月少々かかるとのこと、診療を受けるられるまではまだ1ヶ月またければならない。早く病院へいきたいのだが・・・。

 

コロナ等々での退職はあったものの、こんな理由で病院に行けなかったとはなんともどうしようもない理由ですよね。

 

 

 

みなさんこんにちは。

 

今まで書き溜めた日記を一気にブログにアップしている感じなので、

時系列とかわかりづらいと思います。

 

簡単に今までの時系列を整理しておきますね。

 

2021年03月:左頸部リンパ節の腫れ(3cm)認識

2021年05月:左頸部リンパ節の腫れ(5cm)だんだんしこりが大きくなっていることを認識

2021年06月:左頸部リンパ節、上咽頭アデノイド部の腫れ(ファイバースコープで発見)⇨生検実施

2021年07月:生検結果から上咽頭がん判明

2021年07月:PET-CT、MRI検査

2021年07月:7/15から8週間にわたり導入抗がん剤(セツキシマブ+パクリタキセル+カルボプラチン療法)

2021年09月:9/15から入院(胃ろう造設)

2021年09月:9/28から抗がん剤(シスプラチン 7週連続)、放射線35回開始 いずれも通院外来で

2021年11月:11/16に放射線(35回)、抗がん剤投与(シスプラチン)終了

 

2022年4月:経過観察

 
 
ざっとこんな時系列ですが、治療を開始したのが7月15日からでしたので、異変認識から4か月近くもかかってしまっています。
 
実は2020年の年末から新型コロナウイルスに感染してしまい2週間くらいの療養をしておりました。
 
このころ新型コロナの後遺症についてわかっていないことも多く、きっとこのリンパの腫れもコロナの後遺症だろうと勝手に考えてしまったという、なんとも馬鹿な判断をしてしまい、
よくいうと様子を見ていた、悪く言うと放置という、こんな扱いをしてしまいました。
 
また、上咽頭がんの経験をされた方のブログを拝見すると、ほとんどの方が耳が聞こえずらくなるといった不調から街の耳鼻科にかかり、町医者では長い間診断がつかない、または誤った診断をされ、数か月後にやっと大学病院で上咽頭がんの診断つくといったがほとんどです。
 
私の場合はそういった耳鼻科周りの不調も全くなく、体は健康そのものでゴルフも毎週のようにバンバンいっているような感じでした。
ただしこりの異常に気付いていましたが、健康そのものだったのでこれも治療開始を遅らせてしまった原因になっています。
 
首のしこりは危険信号です。すぐに病院にかかってください!!!!
もっと言ってしまえば、首のしこり=咽頭がんなどの頭頚部がんの転移とすぐに疑ってください!!
 
残念ながら町医者のいうことはあてになりません。町医者には診断の限界があると思います。
がんを判定できる検査設備や知見などは町医者にはないのです。
 
またしこりがまだ大きなっていない人で耳の不調が続いている人も、ほとんどの町医者が中耳炎とか風邪とかそういうことを言って治療開始までの期間を遅らせる誤診をします。
中耳炎が長引いている人は町医者が何と言おうとまず上咽頭がんを疑ってすぐに大学病院への紹介状を書いてもらってください。
 
自分は自分の責任で明らかに治療への初動が3か月以上遅れたわけですが・・・。
このことがどのように今後の治療に影響したのか、次回以降のブログで綴っていきます。
 
 
 
 
 

皆さんこんにちは。

 

健康なひとにとって「がん」とはなんとなく現実味のない、どこか自分には関係のない

不運にも降りかかってしまう死の病気とか痛みに悶えて死んでいく怖い病気とか、こんなイメージを持っているかたがほとんどではないでしょうか。

 

実際、私のイメージはそのようなものでしたし、私がこのタイミングでがんに捕まってしまうとは思いもよらないものでした。

 

いままで好き勝手やってきました。

お酒は毎日晩酌し、仲間や家族との旅行を楽しみ、おいしいお酒や食事を楽しみ、たばこも吸い、ゴルフに出かける。

不摂生な生活も送ってきたなぁと今振り返ると思うところがあります。

 

平坦な50年ではありませんでしたが、おおむね大きな病気もなく、健康に趣味や仕事をやってきた普通の人生でした。

このまま趣味を楽しみ、子供たちの成長を支えるために仕事をし、月並みな人生を過ごしていくんだろうな。

 

漠然と考えていた50歳の誕生日を迎えて間もない頃。

ふと鏡を見ると、映った自分の首にある異様な膨らみと触ってみたときのコリコリとした硬い感触。

 

この日の気づきが今後の生活が一変するスタートだったとはこの時はまだ思いもよりませんでした。

 

※この写真は治療を始めた7月ころの一番大きくなっていたしこりの様子です。異様な大きさですね。

 

 

 

 

 

 

 

みなさん、はじめまして。

 

私は関東に在住の既婚男性51歳です。

昨年2021年の3月に首におおきなしこりがあることに気づき、3か月様子見し(結果的には放置)

その後上咽頭がんと診断を受けて7月から治療を開始しました。

 

今は標準治療(抗がん剤、放射線治療)の治療終了後5か月経過しています。

まだまだ体重は戻っていないし、特に放射線治療の副作用からくる味覚障害に苦しんでいます。

 

 

異変を感じた2021年の3月から治療を開始した7月、治療を終了した11月、その後の5か月間を振り返りながらブログにしたためていこうと思っています。

 

 

今もって経過観察中の身でこれからどんな経過をたどるのか、どんあ結末が待っているのか不安の中での毎日です。

 

月並みながら同じ病気に立ち向かおうとしている方たちに少しでも情報を提供することでお役に立ちたい。

 

同じ病気を患って病気との闘いを綴ってくれた先輩ブロガーの方たちからもらった勇気や希望と同じように、

ときには絶望かもしれませんが私が体験した治療などの情報をお届けしたくブログを綴らせて頂きます。

 

これから治療に向き合おうとしている方のお役に立てるならと思い、闘病や治療の様子を当時つけていた日記をもとに綴っていきたいと思っています。