2020年度 3本目の劇場鑑賞
ドイツ制作のサイコ・スリラー。
検死官のポール(モーリッツ・ブライブトロイ)が誘拐された娘を探し、助ける物語。
簡単に説明するとこうなるが実際は複雑、難解。
正直小生には登場人物の素性とストーリーを完全には理解することができなかった。
小生の頭が悪いのか、作りが悪いのか。親切丁寧でないことは確かだと思う。
小生は顔と名前を思えるのが不得手なので字幕に気を取られていたら誰が誰やら。
もう少し主人公との関係や背景などを丁寧に描いてくれていたら理解できたかも。
本だと推理・スリラー小説に分類されるのだろうか。分からなくなった時は少し戻って読み返すことができるが映画ではな~。
最初から最後の最後まで緊張しっぱなし。ほっとする間がない。そういった意味では素晴らしく良くできたスリラーだと思う。
特徴は何といっても解剖シーン。検死のシーンで始まり、事件解決のために何体も解剖される。しかも電話の指示を受けながら素人も。 これはさすがにちょっと無理でしょう、と思うがストーリーの中では重要な部分なので良しとしよう。
この辺の本当はちょっと無理っぽい部分(小生は常識ではありえないような設定や行為もその作品のストーリー展開にとって重要で必須なものであれば積極的に認める。そもそも作り物なのだから。これが無ければSFなどありえない。しかしながら細かい、一見どうでもよいような部分で非現実的な事は許せない。例えばシリアスな刑事物なのに一人だけで犯人を追いかける、等)以外はそこそこシリアスに出来ている。
相当グロなのでこの手が苦手の人は見ないほうがよい。
島の町が主な舞台で吹雪のために孤立状態との設定だったためずっと雪。空撮シーンも多くあり映像としては良かった。
この作品はR15+に加え光がチカチカ点滅するシーン(しかも強烈!)があるのでテレビでは放映できないだろう。
日本ではポケモンの事故(番組を観ていた多くの子供が吐き気等の症状を発した)後、このチカチカ(業界ではパカパカと言うことが多いが正式にはPSE<Photosensitive epilepsy>光過敏性発作)には厳しくなった。なぜかこの事は日本とイギリスだけで問題になっている。
一人最初から最後まで裏がありそうな登場人物がいて、これが・・・・あッそうだったの? いや、やっぱり怪しい! すごく気になる人物だった。誰もがそう思うだろう。面白い演出だが最後までモヤモヤ。
原題はAbgeschnitten(孤立)、邦題はカット/オフ(cutoff or cut off いずれにしても切断または切り離す)
小生にはちょっと難しかったが良くできた作品だった。
評点・・・★★★★ 4
『しっかりした作品なのでもっと多くの劇場で上映し、多くの人に観てもらいたい。』
