(sheen 新作)
2019年度 43本目の劇場鑑賞
1970~、中国人民解放軍の実戦部隊を慰問鼓舞する歌劇文工団メンバーの青春映画。
この作品は一部、二部のように明確に分かれている訳ではないが時期によって大きく3つに分かれていると言ってよいだろう。
歌劇文工団は中国軍の一部隊で歌、踊り、楽器演奏に優れた若い男女は慰問活動以外の日は共同生活をし、日々稽古をしている。軍隊の一部でもあり、毛沢東、周恩来が統治していた時でもあるのでそれなりに厳しく、常に政治委員が目を光らせてはいるが、そこは多くの若い男女が一緒の生活している場所なので恋あり、嫉妬あり、いじめありで学園もののようだ。隠れてテレサテンの曲を聴くなど微笑ましいシーンも多くある。とにかく女の子たちが皆美しく背格好も揃っているので誰が誰だか理解するのに時間がかかる。一人の農村出身の新人が入隊するところから始まる。
毛沢東、周恩来が死に、世の中が少しずつ変わる中1979年中越戦争が始まり、団員からの落ちこぼれ(もちろんパフォーマンスが劣っていたためではない。ネタバレになるので説明はしない)は実戦部隊へ、また野戦病院へと前線で活躍する。
ここでの戦闘シーンが戦争映画よりもリアルで激しい。アメリカと戦ってきたベトナム軍は強かったがここは中国映画。PG12の訳が分かった。
戦争も終わり、歌劇文工団は解散となる。メンバー達はそれぞれの道を歩むことになるが・・・。
最後はほぼ現代。しっとりとした青春映画だ。
最初はただの恋愛青春映画でつまらない、と思い、次にはこの作品は中国の国威発揚、または反戦映画か、と思った。最後まで来てやっと青春映画だった、と分かった。
年を取ってきてからの青春物語は心にしみる。
少年易老学難成
此翁白頭眞可憐
伊昔紅顔美少年
おススメ度・・・★★★☆ 3.5



