(旧作 モッサン)

2017年度作品  huluにて鑑賞


移民を毛嫌いする男が、メキシコから密入国しようとする男女十数名を片っ端から追いかけ回し入国させん!とする、ワンシチュエーションバイオレンス!

この男は警察にも見逃されている1人自警団及び残虐ハンターではあるがその基礎となっているものは一体なんなのか?

愛国心⁉︎  信念⁉︎  保身⁉︎  または狂気⁉︎

愛犬(狩猟犬)のトラッカーと名付けられた犬がとにかく怖い、、、
犬からあれだけの狂気を放出させるには、撮影は相当困難を極めたのでは⁉︎と推察する。

鑑賞すぐに思い出した作品が、スピルバーグの〝激突!〝(私の生涯ベスト10内作品)。
激突と違い、ハンターの男の顔はすぐ明らかになるのだが。

ストーリーは、まさに見渡す限りの砂漠の中でのリアル鬼ごっこ。


特に、政治的、宗教的なものは一片も挟まられない。

おそらく、このハンターの男は人種差別者だ。
あの当時声高に叫び続けたトランプ同様。

しかし、ラストの展開をもって正義と悪と断じて良いのだろうか?
そんなに浅くはない社会問題が現実としてある。

広い広い国土があり、掠奪の歴史を持つアメリカ故の負の側面がありありと描かれた作品だった。


おススメ度・・・★★★☆  3.5
『ゼロ・グラヴィティのスタッフという事で、殺風景な砂漠ですら宇宙の如く表現できる撮影技術は特筆モノ。チャレンジングな映像作品。また、ハンターの男にダンディズムと色気、悲哀まで感じてしまい〝激突〝の様な顔の見えない、相手の不明な怖さが今1つだった。そこが減点。』

↓予告編