(sheen 新作)
2019年度 69本目の劇場鑑賞
14才の少年の目線で描かれた崩壊してゆく家庭の人間ドラマ。
モンタナ州の田舎の生活にも慣れてきた高校生のジョーはゴルフ場で働く父親のジェリー(ジェイク・ギレンホール)と母親のジャネット(キャリー・マリガン)の3人で慎ましくも平穏に暮らしていた。テレビでは連日山火事のニュスが流れている。
ゴルフ客に人気があったジェリーだったが賭けゴルフを嫌われ解雇されてしまう。プライドが高い彼は簡単な仕事やゴルフ場への復帰の誘いを断り、家庭は段々ギクシャクして行く。
しばらく家でうだうだしていたジェリーはジャネットの反対を押し切って山火事を食い止める危険な消火団に加わり家を出て行ってしまう。
ジャネットは生活のために働きに出、ジョーも写真館でアルバイトを始める。
冬が来て降雪が始まり山の鎮火にも目途が立ったため家へ帰ってきたジェリーは生気を取り戻していた。しかし・・・。
小生も憧れる1960年代のアメリカ。流れる曲や町を走る車は涙もの。豊かな印象の当時だが田舎は別だったのか。
映像が美しく、ジョーの瞳に映る山火事はその規模の大きさと恐ろしさを十分に表現している。
ジェリーもジェネットも子供に対して率直に本心を話し、理想的な家庭だったが、一人息子のジョーは14才にして男の意地、女の事情、大人の現実と収め所を知り、大人になって行く。良質な青春映画だ。
最後に3人揃って撮影した家族写真はジョーにとって一生の宝物になったことだろう。
評点・・・★★★ 3
↓予告編



