(sheen 新作)

2019年度  84本目の劇場鑑賞

 
1980年代アメリカ各地で銀行強盗を犯し、何度逮捕されても脱獄し、また銀行強盗を繰り返した実在人物フォレスト・タッカーを描いた作品。
 
何と言ってもロバート・レッドフォードの引退作品ということでモッサン同様観ない訳には行かない。
「明日に向かって撃て!」、「スティング」、「華麗なるギャツビー」、等々数えきれないほどの名作があるが若い時のジェーン・フォンダと共演したコメディー「裸足で散歩」、年を取ってからはブラッド・ピットと共演した「スパイ・ゲーム」が印象に残っている。
 
銀行強盗の映画でカーチェイスのシーンなどもあるのに終始穏やかな雰囲気が漂っている。もはや初老とは言えない強盗団(テレビのニュースでも黄昏銀行強盗団と呼ばれていた)のユーモラスな会話や強盗自体が紳士的である(撃ちあいや暴力シーンが無い)からだけでなく、そもそも最初から落ち着いた作品にしようとの狙いで作られている。フィルムカメラで撮影された落ち着いたトーンの映像も一役買っていると思う。
 
しかしながら主人公が悪人の場合、且つその主人公がいい人だったりすると結末が心配になる。やはり最後は主人公が捕まる、殺される、処刑される、どっちか分からないが多分死ぬだろう、の映画が多いだろうか。「俺たちに明日はない」のように派手に散る作品もあるが、逃げ通して穏やかなその後を送る、もあるな。この作品は・・・・。
 
この手の映画を観るといつも思うことだが、何故アメリカでは銀行強盗が多いのか。銃規制が甘いから?日本では聞いたことが殆ど無いので映画にもできない。
 
担当刑事(ケイシー・アフレック)との絡みのシーンが好き!  


評点・・・★★★☆ 3.5
 『老人の恋物語もここまでの年齢になると厳しいな!「マディソン郡の橋」のクリント・イーストウッドは65才、メリル・ストリープは46才。限界です。』