2020年度  7本目の劇場鑑賞


本編が終わり作品の重厚さになかなか席を立てず、エンドロールを観てた(大抵はサッと帰る)。

〝この実話を語ってくれた、アルフレッド・H・メンデスに捧ぐ〝と出た。

メンデス⁉︎
監督と関係が?
と思って調べたらお爺ちゃんなんだそうです。

もしや生還した彼がそのアルフレッドなのかな⁉︎

そこまでは分からなかったが、、、。


観てる途中は、第二次大戦時連合軍の撤退作戦を描いた2017作品〝ダンケルク〝を思い出した。

作品のテイストは違うけど、暗さとか閉塞感とか追い詰められる感じ、セリフを切り詰めてディテールだけでサスペンス性を追求したり。
何より映像美が双璧。
臨場感や緊迫感はコチラの方が。

しかしやはり、普通に時間軸をズラしてカットを多用されれば劇中でも観客は一息つけるのだが、コチラはそれが出来ない。

始まったら最後まで退路を絶たなければならずにシンドい2時間が続く。ドイツ兵に怯える擬似体験を否が応でもしないとならない。
好き嫌いは別れますよね。

が、アッという間。
上手いです。

実際はワンカットじゃないし、CGだって使ってないわけないけど、カットも映像もその境界線が分かりづらい。
セールスポイントとしてアピールしてるだけある。


作品の見どころは、第二次大戦とも、もちろん現代のインテリジェンス戦争ともかけ離れた超アナログ感だったと思う。

そもそも先戦の砲撃を縫って走って伝令を届けなきゃならないこの時代。

持ってる鉄砲の先には槍。

最終的には、最前線でヤァー!ヤァー!と相まみえてたんだと思ったら、100年前ってこーかぁって再認識。

史実としては、戦車の活躍が事を左右したらしいけど、参戦したベルギー軍なんかナポレオン戦争時代の軍服で戦ったらしいですから、ウワッ!となった。

ボタン一発の今の方が作品にはしづらいかな⁉︎
人間模様も含めて。

ストーリー性はほぼない。
デフォルメもほとんどないのかな⁉︎

ちょっと私的に思ったのは、フランス人女性との遭遇から、伝令を無視してアソコでラヴストーリーが始まっちゃうとか面白いかな⁉︎とか思った。
なんかそんな気配も少しあった気がした。
こういう作品で女性が出てくるとホッとする安心感もあるけど、色香もあって違う方向性も期待しちゃうのはワタシだけか、、、。


面白かった、というより映像が凄かった。

ラスト近くのカンパーバッチの台詞が戦争の全てを集約していて切なくなった。

上質な戦争エンターテインメント。


評点・・・★★★★☆  4.5
『チョイ役だが上官役でカンパーバッチの他に、コリン・ファース、マイク・ストロングが脇を締める。たしかに存在感たっぷりで作品の重厚さがアップするんだけど、そういう使い方が好きか⁉︎と問われたらそうでもない。名前がラインアップされてコマーシャル感見え見えなアザとさが強くて。あと、ツッコミ所はかなり満載だし、ストーリーが物足りないので-0.5。』