2020年度 11本目の劇場鑑賞
大富豪のミステリー作家ハーラン・スロンビー(クリストファー・プラマー)の謎の死と遺産相続をめぐり探偵ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)がその手腕を振るう。
ブラン探偵の尋問と家族や使用人の回想が行ったり来たりして謎が徐々に解けて行く。
警察が私立探偵を優遇するなどアガサ・クリスティのポワロ・シリーズに似た同じような展開の密室殺人ミステリー。
映像が綺麗(色が深く落ち着いている)で豪邸のゴージャスさを引き立てていた。
しっかりしたカメラワークと効果的なワンカットだけの手持ちカメラによる撮影も安心して観ていられた。
細君は観る前に主な出演俳優を皆知っていたのですぐに誰が怪しいと分かってしまったようだ(理由はネタバレになるので書かない)。小生は知らなかったのでそうとは感じなかった(ただの鈍感だったかも)。
専属看護師のマルタ・カブレラ(アナ・デ・アルマス)がハーランのためにコーヒーを入れるシーンから始まり、最後は両手でコーヒーカップを持っているマルタのアップで終わる。お洒落(コーヒーカップに書かれた文字に注目)!
普通に楽しめた。しかしながら現代劇なのに監視カメラの設備がブラウン管のTVモニタやVHS収録だったのが<それはないだろう>だな。証拠隠しの一つのエピソードではあるが現代の設備や装置でも話は作れると思うし、そもそもそれほど印象に残る大事なエピソードでもない。
ジェイミー・リー・カーティス、トニ・コレット、ドン・ジョンソン、マイケル・シャノン等、個性的は俳優が多く出演していて、皆がほんの少し大げさな演技をしていた、と感じた。これは悪い意味ではなくコミカル感を出す演出だと思う。
アップのカットが多めだったがジェイミー・リー・カーティスはシワシワだった!シュワちゃん主演の「トゥルーライズ」では妻役の面白いキャラクターと美脚を見せてくれて気に入っていた。
最終シーンでのBGMがローリング・ストーンズのSweet Virginiaだったが小生は気に入らなかった。ヴァージニアに意味があるとも思えないし、ここだけカントリー調はちょっとないな!
評点・・・★★★☆ 3.5
『あの多くのナイフによるオブジェ(題名にも関連している)はかなり目立った。最初から何かに使われるな、と勘づいてしまった。』
