(sheen 新作)
2019年度 82本目の劇場鑑賞
実際にあった1969年の事件をモチーフにしたクエンティン・タランティーノのぶっ飛んだエンターテイメント。
ピークを過ぎたテレビ俳優のリック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)は最近の悪役ばかりの仕事に不満を持っていた。一方彼の付き人でスタントマンのクリス・ブース(ブラッド・ピット)は冷静沈着でマイペースだ。二人はそれぞれの立場を維持しつつバディーとしてもそれなりに上手くやっていた。
リックは今売り出し中の映画監督ロマン・ポランスキーとその妻で女優のシャロン・テートが隣に引っ越して来たのを気にはしていたが自分から交流しようとはしなかった。
・・・色々あって・・・、そこで事件が起きる。
実際の事件は悲劇だったが(シャロン・テートが殺害される)本作品ではまあまあのハッピーエンドになっている。
評価は観た人によって大きく異なると思う。まずはタランティーノの作品として最初から意識して観たかどうかだ。その覚悟が無く観た人はとにかく支離滅裂でとりとめがない、と思うだろう。これは何か次に起こるエピソードを示唆するヒントなのかと思ったら、それっきり。とんでもない物が後で繋がったりする。
オタクであるタランティーノ監督の好きだった昔のテレビ・映画のシーン、時代背景、音楽、車、町の景色等、彼のおもちゃ箱の中身をばらまいたような作品でタランティーノファンは大喜びかもしれないが彼の作品傾向を知らない人にとっては、何だこりゃ?!
また、アメリカのテレビドラマ、ボナンザ、FBI、コンバット、ナポレオン・ソロ、バットマン、マニックス、アイラブ・ルーシー等々を懐かしい、と感じる世代の人で映画もそれなりに観ている人にはたまらなく面白い(昔の映画やテレビドラマにレオナルド・ディカプリオが合成で登場するシーンが幾つもある。また、有名俳優のそっくりさんが何人も登場する)が、昔の映画やテレビ番組を知らない若い人には退屈かもしれない。
最後のバイオレンスシーンはタランティーノならでは! PG12だがR15+でも良いぐらいにエグイ。それでも笑えて爽快だ。
「いちご白書」 のテーマ曲、The circle gameは懐かしくて涙がちょちょぎれた!
カルマンギアは基本フォルクスワーゲンのビートルなので小排気量のロングストロークエンジン(エンジン音が全然違うぞ、タランティーノ!)、あんなにパワフルな車ではなかった、と思うけど。
評点・・・★★★★ 4




