(sheen 新作)
2019年度 62本目の劇場鑑賞
ブルックリンの海岸近くで17年間レコード店を開いている元売れないミュージシャンだったフランク(ニック・オファーマン)は一人で育てた娘のサム(カーシー・クレモンズ)と家で楽器を弾いたり歌ったりすることが楽しみだった。しかしながら娘のサムは医者を目指してUCLAに行く予定だ。子離れできそうにないフランクはレコード店を続ける活力を失ってしまう。
二人で録音した曲をサムに内緒で音楽ストリーミングサービスSpotifyに上げると予想外にも反響が広まりフランクはその気になってしまう。再びミュージシャンになることを夢見るフランクだがサムは現実的な夢を優先し親父の誘いに乗らない。
レコード店の最終日、サムは父親に素敵な提案をする。
この作品は日本語の副題、「たびだちのうた」そのものだ。親父から離れるためにあえて西海岸の大学を選び同性の恋人とも別れて独り立ちする娘。娘の独立をきっかけに第二の人生を始めようとする父親。どう変わろうと人生は続く。
音楽が多い作品だが全体としては物静かで穏やかな、どこにでもあるような家庭とその取り巻きを描いている。父親のフランクと娘のサム以外の登場人物{少しボケていて盗癖のあるおばあちゃん(ブライス・ダナー)、フランクに不動産を貸している女性オーナー(トニ・コレット)、30年間バーを開いている友達デイブ(テッド・ダンソン)}もキャラクターがしっかりして皆魅力的だった。
親父と別れて西海岸に移り住んだサムだが音楽は止めなかった最終シーンは素敵。小生もずっと続けたいな。
評点・・・★★★☆ 3.5
↓予告編




