(sheen  新作)

2019年度 53本目の劇場鑑賞

 
フランスの女性作家シドニー=ガブリエル・コレットの最初の結婚からその夫との離婚までを描いた事実に基づくドラマ。

田舎育ちのコレットは年上の人気作家と結婚し、狂乱文化時のパリに移り住む。浪費家で浮気は男の習性だと言い訳する夫は作家と言うより本のプロデューサー。自分では書かずゴーストライターを多く利用していた。その夫がコレットの文才を見出し、自分の名前で出版した「クロディーヌ」シリーズが大ヒットする。

才能豊で自由奔放、そしてバイセクシャルのコレットをいたずらっぽい笑顔が特徴のキーラ・ナイトレイが見事に演じている。映像も美しく何といっても脚本が素晴らしい。もともとエピソードが多かったコレットの人生なので脚本化しやすかったとは思うが無駄な部分が無く飽きささない。
 
今年3本目のゴーストライターをテーマにした作品だが(他は「メアリーの総て」と「天才作家の妻」)この作品の強みはゴーストライター以外にもネタが豊富なことだ(事実だからしようがない)。
 
後で調べたら彼女は本当に奔放でやりたい放題だったようで、その経験を禁欲的な文章に綴った。この映画で描かれた時期の後も長く活躍し、私生活でも色々あって破天荒な生涯を送ったようだ。そしてなんと国葬になったことには驚く。

 
いくつかのサイトでの評価は平凡だが小生は好き。

評点・・・★★★★  4