(sheen 新作)

2019年度  36本目の劇場鑑賞

 
優秀な成績で大学の法科を卒業した主人公ルース・ギンズバーグは女がゆえに弁護士として法律事務所に就職できない。仕方なく大学の教師となるがある訴訟事件(独身の男性は母親の介護費用を税金の控除対象にできない)をきっかけに男女を差別する法律は憲法違反だとして最高裁で争う。
 
この映画の原題はOn the Basis of Sex、直訳すると「性にもとづいて」だ。邦題は原題を元に作られることもあるが、原題を翻訳しても日本人にはピンとこない場合は作品の内容から全く違った邦題を付けることがある。その中には優れたものも多く、明日に向かって撃て、俺たちに明日はない、愛と青春の旅だち、17才のカルテ、愛と哀しみの果て、などはキャッチーで素晴らしく日本人向きだ。これらと比べるとビリーブはもうちょっとかな。
 
裁判ドラマでは最後に主人公側が勝訴することが分かっているので(たまにはその逆もあるかな?)結果ではなく、その逆転劇に面白みがある。この作品でも勝ち目がないとの挫折からもう一度勇気を取り戻して進む様子や法廷での劣勢から優勢に転じる場面があるが、なるほどその手があったか、等の納得感がない。お馴染み刑事コロンボでは見ている側は最初から犯人を知っているので最後にコロンボがどのように犯人を追い詰めるかに面白みがある。この作品ではこのような意外性がなかった。
 
この作品は実話を元にし、主人公も実在の女性。これをきっかけに男女差別を含む多くの法律が改正されたそうな。また、家族の絆や協力にも重きを置いて描いている。進歩的で料理も上手なな旦那(彼は税金が専門の弁護士)はかっこよすぎ!  


おススメ度・・・★★★  3