2019年度 13本目の劇場鑑賞
ヨーロッパの歴史、
とりわけ英国の歴史はいつの時代も複雑怪奇、魑魅魍魎だ。
今もEU離脱という国内問題で揉めに揉めてるが、この作品の時代もやはりそう。
大航海時代のスペイン・ポルトガル・オランダ、ルネサンスのイタリア・フランスなど、大陸ヨーロッパに出遅れんとするが故に常に纏まらない国内問題に直面する(この後、大英帝国として世界に冠たる海洋覇権国家にのし上がるのだが、今の英国は周知の通り)。
群雄割拠、皮肉っぽく言い換えれば百鬼夜行な同じ島国ニッポンの歴史とも少々被っていて、だからこそ今も皇室と英国王室は似ているというのか、故に親睦が生まれたのだろうか?
この作品は、そんな時代に君臨したふたりの女王、スコットランドのメアリー、イングランドのエリザベスの確執のストーリーと一般的には思うのだが少し違う。
原題〝Mary queen of Scots〝が示す様に、コレはほぼほぼメアリー視点の物語だ。
肉親でも全く信用出来ないこの時代、取り巻きの男たちに裏切られ翻弄されながらも強く生き抜いたメアリーとエリザベスはともするとシンパシーを大いに感じていたのだ。共通する〝孤独〝という点においても。
美人薄命、メアリーは結局最後は悲しい結末を辿るのだが、、、
シアーシャ・ローナン、マーゴッド・ロビーのふたりが熱演!
ド迫力の演技を魅せてくれる。
王室やヨーロッパの歴史ファンとしては当然
今年の1番お気に入り作品となった。
おススメ度・・・★★★★★ 5
『ある程度の知識があった方がより楽しめるが、そうでなくとも昔のお伽話的に楽しめると思う。自然、建物、ドレスなどの装飾美術はとにかく素晴らしい。しかし、ヨーロッパの話は常に宗教が絡む(というよりニッポン以外の全ての国は)。これも例にもれずカトリックとプロテスタントの対立から話が拗れるし。アカデミー賞ノミネートの〝女王陛下のお気に入り〝がまだ観れてていなくて心残り。』
