ブラピ&アンジー。
舞台は南仏マルタ島のホテル。
闇を抱えながらも、執筆の為に休暇に訪れたある作家夫婦の話。
偶然見つけた小さな壁の穴。
隣の部屋の若い夫婦のあれこれを覗く2人。
その事をキッカケにトラブルに発展していくのだが、、、
アメリカや日本ではかなり酷評されてます。
それはこの作品がフランス映画(ヌーヴェルバーグ風だが、ハリウッド映画とのハイブリッドとも言える)だから。
皆、彼等2人には the ハリウッドを期待してしまうんじゃないかな。
私はキライじゃない、いや、むしろ好き。
熱情期も倦怠期もやり過ごした中年夫婦なら大抵共感出来る様な気がする。
この作品は実体験的に共感出来るか否かなんだと思う。
確かに、独身者や若いカップルには理解が及ばないかと。
映像や装飾も素晴らしい。
シトロエンのクラシックオープンカー。
古くも優雅な佇まいのホテル。
ひと足伸ばせばすぐそこに入り江。
エメラルドグリーンが輝く地中海。
脇役陣もなくてはならないエッセンスとなり、ひとつひとつのシーンも意味ありげで唆る。
終始、湿った空気感と狂った静寂感を醸し出しているのだが、それ故にもっともっとサスペンスフルな展開を期待してしまうのは事実。
そこをどう観るか。
観る側の想像力と経験値だ。
特に最後の2人の笑み、、、
おススメ度・・★★★★ 4
『過度なサスペンスを期待しちゃうと裏切られる。邦画のタイトル〝白い帽子の女〝は酷い。原題〝by the sea(海辺にて)〝がドンピシャだけに。この作品の公開タイミングきっかけにブラピ&アンジーは離婚することになるのがなんとも皮肉。夫婦再生のドラマだったのに、、、』
